淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

ゲームに夢中になる理由

 先日、書いたblogにブロ友さんからもらったコメントに唸ってしまった。そのコメントの一部を右に記述する。『現実社会でつらいことが多いから、仮想空間に逃げ込んでいるのかも。』
コメントをもらったblogは以下のものだ。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 小学生のころからテレビゲームやパソコンのゲームに明け暮れていた自分。なかでもより、熱狂していた時期が何度かある。

 まずは、高校生のころだ。高校に入学したタイミングで本格的な8ビットパソコン、NEC製の『PC-8801FA』を購入したことがきっかけだった。
 本格的な8ビットパソコンでゲームばかりをしていた。文化部に所属していたが活発だった部のために、平日の帰宅は厳しい運動部なみに遅かった。
 帰宅したあとに、食事と入浴を済ませはあとは毎日のようにパソコンの電源を入れた。一度ゲームのディスクをパソコンのディスクドライブに入れると、朝方までキーボードを叩き続けるなんてことは珍しくなった。
 おかげで、苦手な科目や興味が持てない科目の授業中は寝ていたことが多かった。

 通学していた高校は当時、地域でも管理教育で有名な公立高校。通っていた校風に合わなかった自分は、入学した最初の1年で8キロも痩せた。おそらくストレスだろう。
 入学してすぐに入部した文化部とパソコンでゲームをする楽しみがなかったならば、おそらく卒業することなく退学していただろう。

 次に夢中になったのは、社会人の初期のころ。最初に自分が従事した仕事は生花の仲卸。株式会社とはいっても、10人にも満たない従業員数の小さな家族経営の会社だった。
 仕事をする時間が毎日夜半から正午前後までと、世間の人とずれた生活をしていたことと、花に全く興味が持てなかったことが、自分のストレスになっていた。
 受け取っていた給料は今とそれほど変わらなかったので、年齢や学歴を考えると充分にも感じるが、それ以上に満たされないものがあったのだろう。
 競馬やパチンコなどのギャンブルに熱中するだけでなく、最新の家庭用ゲーム機本体と気になったゲームソフトが発売されるたびに買い求め、何かにとりつかれたように夢中になったものだった。
 この会社を辞める決意をしたころから、ゲーム熱は次第に冷めていった。

 最後にゲームに夢中になったのは、今の妻と結婚して数年経ったころだった。
 妻と知り合う前のころには、ゲームだけでなくパチンコをはじめとしたギャンブルからも足が遠のいていた。小説を書く楽しみを覚えた時期とも、ちょうど重なる。

 妻との交際が始まるとすぐに彼女が自分の家に押しかけるようにして、同棲生活が始まった。もちろん、結婚しても一緒に住む生活は変わらなかった。
 弱い自分は逃げ場が欲しくなったのだろう。まず、結婚前からまた、パチンコをするようになった。そして、すぐにテレビゲームやパソコンゲームでも遊ぶ時間が増えていった。引き換えに小説を書くことは無くなったが。

 不思議なもので、妻が自宅から出ていってしばらくすると、パチンコやゲームをすることがなくなり、再び小説を書くようになった自分。何か嫌なことがあると、すぐに現実逃避してしまう弱い人間であることに、人のコメントから気が付くことができた。