連休明けの昨日、3月まで勤めていた会社からメールが届いた。文面は、先方から退職金についての連絡が何もなかったので、こちらから問い合わせた内容の返答だった。
『お疲れ様です。○○です。退職金に関しましては、3ヵ月後になりますので、よろしくお願い致します。』 3ヶ月後と書いてあるが、いつから3ヶ月後なのだろうか。退職日なのか、昨日からなのかも不明だ。
しかも、『後』という表現なので、日にち自体もかなり幅がある。
メールを見たあと、イライラが抑えきれなくなったので、久し振りに自宅で独り、晩酌をした。TVで野球観戦をしながら。
幸いにも贔屓にしているドラゴンズが快勝したので、少し気分が収まったところで、ベッドに入った。そんな夜は遅くまで起きていても、ろくでもない感情にしか支配されないので、前向きなことを考えられないからだ。
今朝、目が覚めると少しは気分が落ち着いていた。独り怒っていたところで、状態は改善しない。ただ、自分の出来ることをするだけだ。
とりあえず、会社に返信のメールを送った。もう少し詳細な情報を教えて欲しいと、依頼の内容の文面を書いて。
その後は、カメラを持って近くの公園に出かけた。今日も昨日に続いて快晴だったからだ。
撮影中も、帰宅してからの整理及び写真の現像作業中も、毎日カメラを触り続けている効果を、最近は自分でも実感できる。
歩みは遅くても、進歩している手応えはある。 まだ、今シーズンの雪遊びを諦めたわけではないが、スタットレスタイヤからノーマルタイヤへの交換をお願いしに行った。いつもお世話になっている、自動車整備工場まで。
標高の高いゲレンデ上部で雪がちらつくことはあっても、アクセス路が積雪することは、おそらくもうないはずだから。
珍しく、工場の社長と余談をした。話題は写真撮影。自分が最近、シャッターを切ることにはまっていることを話したからだ。
社長が今まで撮りためた数々の作品を見せてくれた。フィルム撮影のものだったので、スナップサイズのものが多かったが、中には引き延ばして額に入れてあるものまであった。
社長は昔、麻雀とゴルフも嗜んでいたようだったが、今ではどちらとも距離を置いているらしい。どちらも独りで行えないことが、理由なようだ。今の自分なら、その考えは理解できる。
辞めてしまった競馬やパチンコですら、友人と一緒に遊びに行っていた自分だったのにもかかわらず。
それにしても、退職金は何時、どのくらいの金額がもらえるのだろうか。まさか、こんなことで気をもむことになろうとは。
だが、だからこそこんな会社を辞めたことは正しかったと考えている。本当に、期待を裏切らない会社だ。