淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

エンディングテーマをヒトカラしたくなった 【『言の葉の庭』と『秒速5センチメートル』を繰り返し観て】

 40代になって、ジャンルを問わずに同じ映画を繰り返し鑑賞することがめっきり減っていたが、久し振りに3回観た作品がある。新海誠監督の『君の名は。』だ。
 初めて観たのは劇場でのレイトショー。公開から結構時間が経っていたのにも関わらず観客は多かったし、雰囲気から2回目以上である人が多そうな気がした。

 初回見終わった感想は、再度観たくなる理由がなんとなくわかっただけだった。再度、劇場に足を運ぼうとしたら上映が終わってしまい、悔やむことになった。
 2018年の正月にTVの地上波で再度、鑑賞したら映画からのメッセージ性がいくつも伝わってきた。中でも、東日本大震災が人災であることを風刺していると、一番強く自分は感じた。

 その放送は録画したので、録画でもう一回観た。結局3回も観たことになるし、録画データは消していないのでおそらく今後も観ることになるだろう。
 3回観たことで作り手である新海誠監督、その人に興味がだんだんと深まっていった。よって他の作品も鑑賞したくなったのは、ある意味自然な流れだろう。

言の葉の庭』と『秒速5センチメートル』を近所のレンタルショップで1週間借りて鑑賞し、両作品を先ほど返却してきたところだ。
 レンタル中に『言の葉の庭』を3回、『秒速5センチメートル』を2回鑑賞した。
 いくら無職で時間に余裕があるといっても、短期間の間に同じ映画を繰り返し観たことは、自分にとっては珍しいことだ。
www.cwfilms.jp
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 両作品を観た人の中には賛同してくれる人もいるかもしれないが、どちらの作品もアニメーションの範疇を超した表現力を持っていると感じた。特に、『言の葉の庭』は。
 背景があまりにも美し過ぎるのだ。一コマ一コマに目を奪われてしまうシーンが多々あった。

 雨や木々の緑が丁寧に描かれているが、実写を超えたものを表現する手段としてアニメーションが存在することを『言の葉の庭』は特に気がつかせてくれた。
 自分が写真を撮ることを楽しむことによって感性が変わり、そう思えるようになったのかもしれない。
 今後、写真を撮るときには、自分の目で見たものを、カメラのレンズを通して自身で見た以上の興奮と感動を伝えられる作品に出来たらと、密かに思っている。

 両作品を繰り返し観て共通していることがふたつある。ひとつは恥ずかしながら、作品の後半で涙を流してしまったこと。
 もうひとつは、両作品のエンディングテーマをストリーミングで購入したことだ。山崎まさよしの『One more time, One more chance』と秦基博の『Rain』を。購入してからは、ことある毎に繰り返し聴いているし、そろそろ両曲をヒトカラしたくなってきた。

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昨日撮影した黄色のアヤメ。