淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

母の日なのに婚活

 母の日である昨日の夕方、実家に行くと洗面所を弟が占拠していた。鏡を見ながら髪型を整えていたのだ。聞くまでもなく、外出するのがわかった。
 結局、昨日の夕食は母の手料理を母と2人で食べた。

 母と2人だけで食事をするときの話題はどうしても、弟のことが多くなる。日曜日の夕食時に弟が居ない理由のほとんどは、婚活だからだ。
 そういった場合は欠席裁判ではないけれど、自分の言葉はどうしても弟に厳しいものになってしまう。昨日もそうなった。

 一年に一度の母の日に、わざわざ出かける神経が自分には理解できなかったからだ。また、そんな日にわざわざ婚活するような相手の人間性も自分は疑ってしまう。
 相手が実家から離れて独り暮らしをしていたり、既に母を亡くしていたとしても、だ。
 そんな日に婚活するのは身内を大切にしない人だと、どうして考えが及ばないのだろうかと、思えてしまうからだ。

 同じ理由でゴールデンウイークやお盆休みなどの長い休み中の婚活パーティーなどへの出席も、自分だったらしない。かなり前から、長期の休みが取れることがわかっているのに、異性だけでなく同性からも誘われないようなヤバい奴だと、考えるからだ。
 そんな自分の考えをストレートに母親に話すことはなかったが、ちりばめた会話をしながら食事をした。

 自分は長男なので、母が昔からどちらかというと弟の方に目をかけているのをなんとなく感じていたし、自分が親になってからはそれが当たり前だと思うようになったので、ひがんでいる訳ではない。娘1人、しかも別居している不完全な父親であっても、親である感覚はそれなりに僅かながら持っているおかげで。

 毎年、続けていた母への花のプレゼントを今年は贈らなかった。というより、母に断られたのだ。
 先日、自分が同人誌で頂いた賞の授賞式に受け取った大きな花束をそのまま実家に持っていき、母に渡した時に、そう言われたのだ。

 その前後、弟から母がハズキルーペを欲しがっているのでプレゼントすること、代金の半分を自分に支払って欲しいことを連絡してきた。
 正直、がっくりした。弟のセコさというか小ささに。
www.hazuki-l.co.jp
 およその値段を知っていたからだ。数万円するものであるならば、折半するのはまだわかる。だが、たかだが1万円ちょっとのものを、40過ぎの大人が2人でプレゼントするものとして、相応しいとはとても思えなかった。しかも、弟の方がダントツに収入も貯蓄も多いのにもかかわらず。

 この話には落ちがあり、弟に買ってもらったモノを母は返品したのだ。弟は愚痴っぽいことを言っていたことも、覚えているが、本題はここから。
 実は母は再度、自分で購入していたのだ。
 母も、ハズキルーペの代金の半分を自分にせびったのには、驚いたらしいのだ。ケチな次男に一万円ちょっとで、恩に着せられたようなことを後から言われるのも嫌だったらしい。

 昨夜、21時前には実家を出たが、それまでに弟は帰宅しなかった。今までの実績からいくと、昨日も芳しい成果が上がったとは思えないが。
 母の日の終わりに、弟と母親はどんな言葉を交わしたのだろう?

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街中で見つけた、額紫陽花。季節の移ろいも早い。。。

今週のお題「母の日」