淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

忖度するのは当たり前

 自動車に関わるシステムの仕事に関わって10日が過ぎた。車の部品に関わるシステムなので、BODYと言う単語を聞いてもまだまだ、カメラのことを連想してしまう今日このごろ。
 好きなことから遠のいてしまうと、そのことに対しての思いはどうしても募ってしまう。
 通勤電車から降りて現場近くのプロムナードを歩いていたら、空が気になったのでスマホのカメラで次のような写真を撮ってしまったほどだ。

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限られた環境で楽しむためには、スマホでも写真を撮るしかない。
 一昨日から仕事で同じグループ内の外注3人だけで、ある仕事に専念しているが、その作業では自分の左隣の男性エンジニアが主担当者となっている。
 ひょんなことから、今週になってから彼と毎日ランチを一緒にしている。仕事で知りあった人間と食事を一緒に食べるなんて、最近の自分にとってはなかったことだ。
 そんなに気が合う訳ではないが、こちらからあえて断るのも不自然な感じがするので、自然な成り行きに身を任せている。

 あと数年で還暦の彼と食事をするときの会話のほとんどは、職場の人間のこと。
 彼は自分の右隣に座っている現場のリーダーから寵愛を受けているし、その思いをうすうす感じてもいる。
 そのせいか、リーダーのことを話題にすることが自然に多くなっている。ちなみにリーダーは自分と年齢が近い女性だ。

 今日のお昼も最初はリーダーである彼女の話題から始まった。
 お昼休みになる寸前、彼女が自分越しに彼に話しかけたからだ。可能であれば明日の会議に出席して欲しいと。可能であればというのは、彼が家庭の事情で早退することを皆に伝えていたからだ。

 横で聞いていて、彼女からかなり愛されているとは思ったけれど、彼にだってその愛を拒絶する権利くらいはあるはずだ。拒絶の方法によっては、彼が仕事をし難くなる環境になる可能性は否定できないが。
 女性はいつだって、我儘なもの。仕方がないかもしれないが、リーダーである彼女自身は明日、有給休暇を取ることを彼も自分も知っていた。
 権力を持つ人間が従っている人々を迫害するのは古今東西、ありきたりの物語なのだろう。

 昼食時、彼は一通り彼女に対する思いのたけを自分にぶちまけたあと、話題を違う人物に変えた。その人物とは自分と同じ日に現場に着任し、彼と自分との3人で一緒に仕事をしているエンジニアだ。25歳男性で長野県出身である若人について語りだした。

 老練なエンジニアである彼は、信州で育ったエンジニアが若いのに、いろいろと忖度することが気に要らないらしい。なんとなく同意を求められていた気がしたが、その流れには汲みしなかった。そればかりか、自分の意見を彼に告げた。
 今、若いエンジニアがIT土方として働くならば、忖度して働くのは当たり前ではないかと。伝えたいことはいろいろあったが、彼にはほとんど伝わっていない気がしたが、仕方がない。
 人と人が誰とでもわかりあえるような世の中ではないからだ。皆が望むか望まないかはいざ知らず……。

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今日の写真のモデルはまやさん。