淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

9月13日の金曜日

 今日は13日。しかも金曜日だった。朝から予感はしていたが、現場に着くなり嫌なことが起きた。
 朝一のコーヒーを飲もうと給茶機のボタンを押してボーっとしていたら、コーヒーではなくて薄く茶色に濁ったものがカップに入っていた。

 カップを給湯室まで洗いに行くと、他のオフィスで働いている女性が水仕事をしていた。素敵な人だったので思わずことの次第を話したら、笑い返してくれた。
 彼女は今日が13日であることをすっかり忘れていたようだ。

 素敵な女性とおしゃべりできたので、気を取り直して執務室に戻って同じ機械の同じボタンを押した。
 すると今度はカップに何も注がれることもなく、給茶機にランプが灯った。
 調べると断水を警告する表示だったので、リセットボタンを押してから、再度同じボタンを押したがやはりカップには何も注がれなかった。

 仕方がないので、自チームの若い男性プロパー社員に相談すると、すぐに席を立って対応してくれた。彼の見立てで給茶機の掃除当番が、掃除と給水をした後に部品のセットを間違えていたことがわかった。
 朝、一杯のコーヒーを飲むためだけに30分以上もかかってしまった。

 後ほど給茶機のセットを間違えた人物がわかったが、自分よりも年配の男性エンジニアだったのだ。自分よりも長くエンジニアとして仕事をしているくせに、メカニカルな物の扱いに疎いことにはびっくりした。

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今日もスマホで写真を撮ったけれど、一眼レフトも違う難しさがある。
 昨日は残業で遅くなったが、今日はなんとか定時でオフィスを出ることができたが、帰宅するとまた不吉なことが待っていた。
 それは会社からの封筒だ。封筒の大きさと厚さから、まだ届いていない健康保険証でないことはすぐにわかった。どうせ、厄介ごとだろうと思って封を開けると、自分の期待は裏切られなかった。

 休みの日に催される研修の案内で、自分への出席が促されていた。入社してまだ2週間も経っていないのに、会社から休日の所用を要求されたのは二度目。このペースでいくと毎週末、会社からなんらかの用事を命じられることになる。
 休みの日にこんなに会社から多々な指示があるとは、入社前には聞いていなかった。今日、13日金曜日に起こった一番アンラッキーな出来事だった。

 ところで今日のタイトルに9月をつけたのには意味がある。亡くなった父の誕生日だったからだ。
 父は生前、自分の誕生日が金曜日の年には自虐的に、かつ、笑いながら家族に話していた。
 もし、今も父が生きていたら今日、76歳になったはずだ。死者は年を取らないけれど……。

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今日の写真のモデルはMumeiさん。