一昨日の日曜日はある意味、カメラと写真のことばかりの一日だった。
午前中にはフォトマスターの三級を受験した。試験会場は名古屋の大須にある古い雑居ビル。
会場に入室すると女性試験官の装いまでもが古くさかったのだが、何故だろう? 自分が受験した三級とは別に準一級も同じ会場で試験が行われた。三級受験者は女性受験者が1/4はいたが、準一級の受験者のほとんどは男性だった。
また、どちらの受験者も自分が考えていたよりも平均年令は低かった。自分は受験者の中では高齢の方だっただろう。若い受験者たちからは何か思われていたかもしれないが。
フォトマスター三級の問題は全て選択式。解答方法はマークシート方式だった。
事前に参考書は買っていたものの、ろくに受験勉強もしないで受験したため、確信を持って答えられた問題は少なかった。
それでも、運がよかったら合格しているかもしれない。選んで答えることができたために、未回答な問題はなかったから。
受験後は松屋で昼食として牛丼をかけこみ、次の目的地に地下鉄で向かった。向かった先は名古屋港の緑園。目的はカメラ量販店のトップカメラが主催した秋の大撮影会なるものに参加するためだった。
思えば、春に行われたトップカメラの大撮影会に参加したことが、自分がポートレートにはまったきっかけ。その時は訳もわからずモデルさんたちへレンズを向け、ただただ夢中になってシャッターを切り続けていたことが、今となっては少し懐かしい。 トップカメラやヨドバシカメラなどの量販店が主催する大撮影会のメリットのひとつは、最新のカメラが無料で借りられること。カメラメーカーが協賛しているからだ
これまでにOLYMPUS、SONY、Nikonのフラッグシップモデルをそれぞれ借りてきたが、日曜日に借りたのはCanonの『EOS R』。使用するのを楽しみにしていたカメラだったが、借りてすぐにがっかりした。
最近のミラーレスカメラでは当たり前の機能、顔や瞳を認識してカメラが自動的にピントをあわせてくれる機能が他のメーカーに比べると、今一歩だったから。
この機能は一般的に瞳フォーカスと呼ばれているが、瞳フォーカスが一番優れているSONYとは雲泥の差だ。
こういった会で各メーカーのカメラを触ったからこそ、実際にいろいろなことに気づくことができるのは大変ありがたい。
今後もこのような試みはメーカーや販売店が協力して続けてもらいたいと思うが、それ以上の工夫も期待したい。国内のカメラ市場は急激に減少しているらしいから。
販売数が減っていけば、商品ラインナップも狭まるし、販売単価も上がっていくだろうから。 撮影会の帰り道、一緒に参加した友人と食事をして帰った。二人でけっこうボリュームがあるピザを2枚食べ、ビールを何杯も流しこんだこともあってか、翌朝の体重はこの秋一番の結果になってしまった。まさに、天高くマスヲ肥ゆる……。