淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

自分のいいところに気がつけるかもしれないよ

 三連休の中日である昨日、元々の予定が変わってしまった。
 写真を撮りに行くつもりが、別居している妻から週末の直前にメールがあったからだ。娘がスキーに行きたがっている、と。
 妻の言うことに従う気はないが、娘は自分にとっては特別だから仕方がない。

 今シーズンの雪遊びのペースは、ここ数年では一番遅い。
 暖冬で降雪に恵まれていないばかりか、ゲレンデでも暖かすぎるためだ。
 スノーマシンによるゲレンデメイキングが捗っていないために、滑走できるゲレンデやコースが限られていることも理由だ。
 また、写真撮影に熱中していることも、大きいだろう。昨シーズンまでの自分ならば連休の中日である昨日は、一人でもゲレンデに居ただろう。

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今シーズンの雪遊びの動向。昨日で6回目の雪遊び。例年になく、ゲレンデに出かけていない……。
 先週、妻子を持つ友人から今シーズンのゲレンデ情報を尋ねられていた。
 自分は隠さずに、雪に恵まれていない今シーズンのゲレンデ情報を答えた。自分が娘を連れて行くにしても、選ぶゲレンデはかなり限られていることも。
 そんなやり取りも関係して、友人らと同行することにした。
 一昨シーズンは友人の家族と、昨シーズンは娘も含めて何度か一緒に雪遊びをした間柄でもあったし。
 向かったゲレンデは、開田高原マイアスキー場。この選択は正しかったように思う。
 暖冬である今シーズンを考えると、ゲレンデコンディションは出来過ぎだった。滑走コースやコース幅は制限されてはいたものの。

 車は友人がワンボックスカーを保有しているので、往復ともにハンドルを握ってくれた。
 灯油の巡回販売に従事した翌日になるので、ありがたかった。

 同行したメンバーでゲレンデのレストランで昼食を食べていた一時のこと。
 午前中には娘、友人と友人の長女とは一緒にスキーを楽しんでいた。
 だが、友人の長男はスキーをしなかった。まだ、ボーゲンもままならないこともあって。彼は年中なので滑れないのは年相応だろう。
 友人とは家が近所のこともあって、子供たち二人とも顔馴染み。彼らの性格のことも多少は知っている。長男が内弁慶であることも。

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開田高原マイアスキー場にて。↑は皆で食事をしたレストラン。
 そんな彼を午後からスキースクールに入校させる話が持ち上がった。
 すると、自分の娘が長男に畳みかけた。
 娘自身も全然、滑ることができなかったこと。このゲレンデのスクールでやっとスキーを履いて停まることができるようになったこと。
 そして、最後に言い放ったのが次のような言葉だった。スクールに入ると自分のいいところに気がつけるかもしれないよ、と。
 娘の言葉ながら、耳を疑った。自分の概念の中にこのような考えはないからだ。小学校四年生の娘のオリジナリティーを感じずにはいられなかった。

 言われた当人は逃げ場が無くなって、完全に困っていた。
 娘は彼を凝視していたが、彼は明らかに目線を反らしていた。
 結局、彼はスクールに入校することはなかったが、午後からはスキー板を履いて多少は練習をしたようだ。
 というか、他に選択肢がなかったのかもしれないが。誰かの言動のせいで……。

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今日の写真のモデルは、きーちゃんこと山下沙季さん。