淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

他人に嫌な気持ちをさせてまで一生懸命仕事をするな

 今週は早かった。二月の第一週はあっという間に過ぎた気がする。祝日もなく、早退も遅刻もしていなかったのに。
 中身が濃かったとは思うが、充実とはほど遠い。同じような一週間をまた過ごしたいかと聞かれたら、大きな声で答えたい。いいえ、と。

 波乱はあるゲストと共に訪れた。月初めでもあった月曜日に、自分たちのグループに新たなメンバーが加わった。
 男性で未年のアラフォー。席は自分の右隣。プログラマーの役割として。
 自分は設計者、彼が作成することになるプログラムを担当しているので、関連性が深くなることはわかっていた。

 彼が着任するにはある経緯があった。一次請け会社の現場リーダーが彼を面接した後のこと。自分たちメンバーに、彼の着任の是非を問うた。
 一次請けの会社の責任者が、末端作業者にそれなりに重要なこと、お金が絡むことを相談したのだ。
 そんなことは今まで経験もなかったので驚いたが、それ以上に呆れてしまった。
 それなりの立場の人間が、自身で決めるべき問題から逃げていたから。
 形式上は皆の総意で断ったことになったが、その場の空気をコントロールしたのは、紛れもなくリーダーだったから。

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通勤途中のワンショット。
 だが、人生は誰にだって意地悪なもの。
 リーダーの意見とは裏腹に、会社対会社の思惑で新しいゲストは着任することになった。
 そんなことも影響していたのかもしれない。初日だけは新しいゲストの面倒を観て欲しいと、リーダーから自分が依頼された。
 月初でリーダーの手が忙しくなりそうなのが理由だったが。

 そう言われた自分は戸惑っていた。未だに今の現場のことは、右も左もわかっていないからだ。
 一か月と言う月日は短くはないものの、それ以上に問題があったからだ。

 自分にとって必要だと思われる情報があまりにも足りていなかった。様々なマニュアルはともかく、まともな手順書もない。
 まわりに聞いても彼らが困るような塩梅。かろうじて、自分のお客であった二次請けの現場リーダーが、聞き役だけにはなってくれていたが。

 右隣に着任したエンジニアは初日からギラついていたし、尖っていた。
 そうなってしまうのは理解できた。環境がなせる技だ。
 自分の向かいに座っているエンジニアはある日の帰り道、自分に次のようなことを話してくれた。あの現場の人たちはたいした説明もせずに相手がわかってくれている前提で物事を依頼してくる、と。
 覚えているということは、自分の心に刺さっているからだろう。

 彼のひたむきな気持ちが昨日の夕方、爆発した。彼とリーダーと話し合いの場に、自分だけが立ち会うことになってしまったからだ。
 仕事に真剣だからこそ、彼はムキになっていた。喧嘩腰になっていた。
 はじめはいなそうとしていたリーダーも、次第に熱くなっていった。

 キャラに似合わず、昨日は自分が二人の仲裁をすることになった。
 いがみ合ったままで、話が全く進まなかったから。
 彼らの心中は知らない。というか、そんなことを慮るほど自分には余裕がなかった。正直、心の中では哭いていた自分。
 他人を傷つけてまで、仕事を真面目にする必要があるのだろうか。自分には全くそう思えない。

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今日の写真のモデルは真辺あゆみさん。