週末土曜日の夜は、毎年定例となっている高校の同窓生たちとの新年会に参加した。
会は20年近く続いている気がするが幹事はずっと同じ人物、高校時代の友人だ。
宴会部長タイプということもあって、呑み会の幹事は今まで多く担ってきたが、最近はどうしても煩わしさを感じてしまう自分。
愚痴も言わずに毎年気持ち良く幹事をしてくれている友人には、本当に頭が下がる。
今年の会の開宴は19時。その時間に自分はまだ、タンクローリー車に灯油を給油中。自分が新年会の会場に着いたのは20時過ぎだった。
それでも、仕事先から高速道路を飛ばし、自宅にも寄らずに直行したのだ。
車は翌日、日曜日の朝に取りに行った。郊外とはいえ、居酒屋に普通に駐車場があるのはどうなのだろう? 自分が知るかぎり、愛知県では一般的だが。 自分が着くと、他のメンバーはうっすらと酔っていた。
自分のように毎年、参加し続けているメンバー。一昨年以来のメンバー。もっと久しぶりのメンバーも居たが、彼らの開口一番はほぼ決まっていた。ほぼ同じことを自分に尋ねてきた。
仕事は何をしているか。以前会った時の会社にまだ勤めているかを。
昨年以来でも、一年以上の間があったとしても久しぶりに会う同窓生たちから見た自分のイメージは、同じ会社にずっと在籍していないということで、統一されていた。
システムエンジニアをしていることは抑えてくれてはいたが。
そう思われても仕方がない。履歴書の欄が足りなくなってしまうくらい、いくつかの会社の社員になってきたから。
それでも、昨年の新年会の時に勤めていた会社には4年以上、在籍していたのだが。
聞かれるたびに、彼らには答えた。昨年の三月に勤めていた会社を辞めたこと。今、所属している会社には、昨年の9月から勤めていることを。
自分と同じ業界に身を置いている同窓生が、あることを話してくれた。たまにだけれど、このblogを読んでいると。
しかも、自分が文末にポートレートを掲載するようになったことも知ってくれていた。
そのことの感想を尋ねると、ポートレートはあった方がいいらしい。
カメラと距離を取ることは考えていないが、ポートレートの撮影を辞めてしまおうかと思う事がここのところ、何回かあった。
このblogでもSNSでも書いたことはなかったし、オフラインで友人に話したこともないと思っているが。
だが、久しぶりに会った彼にそう言われたことが、ほんの少しだけ励みになった。
辞めようと思っても、簡単に辞められるものではなかったのかもしれないが。人が一度、本気で夢中になったものを。