淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

星新一を知らないなんて

 定時退社日が定められているのは何曜日が多いのだろうか。自分の経験上は水曜日が多かったし、今の現場もそうだ。

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久しぶりに訪れた名古屋の繫華街。しかも、週末です。何時くらいの撮影でしょう?
 昨日の仕事後、職場での呑み会に誘われたので久しぶりに参加した。職場での人間関係に自分の時間を割くことはもったいないと思っているが仕方がない。その呑み会の主賓の一人に自分がなっていたからだ。
 昨夜は歓送迎会だった。歓迎されているかどうかは知らないが、迎えられたことになっている人は自分を含めて二人。送られる人も二人だった。

 飲める方だということもあって、今までどれくらいの職場で知り合った人たちと、グラスを重ねる機会があっただろう? 昨夜はその中でも、三本の指に入るくらい退屈な会だった。
 自分自身では話題が豊富だと思っている。下ネタから政治や経済まで広い守備範囲だと思っているが、友人たちはどう思っているのだろう?

 気乗りしない会だったが、参加した以上はできるだけ楽しく過ごしたかったので、会を盛り上げようと努めたが、結局は徒労に終わった。
 なかなか、誰も話題を振らないので、自分が会話を始めても、誰もその話題に被せてこなかった。あまりのノリの悪さに、自分のグラスが少なくなるのだけが早まってしまう。

 流れで自分が星新一の名前を口にした時だった。まわりの空気があまりにも乾いていたので、メンバーに確認した。星新一のことを知っているのかを。
 10人近い参加者が居て一人も知らなかったのには驚いた。若い参加者ばかりだったら致し方ないとも思えたが、そうではなかった。
 自分と同世代も二人ほどいたし、50代に見えた参加者もいたのにも関わらず。
 続けて小説や作家の話をするつもりだったのに、取り止めた。星新一を知らないようでは、話が広がらないと思ったからだ。
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 90分飲み放題のコースで時間が来たらすぐにお開きになったのがせめてものの救いだった。
 というか、飲み物のお替わりができなくなるとすぐに、会が閉まるように、自分がさりげなく促した。
 会の最後に主賓がそれぞれ話すことになったが、自分の挨拶は一言だけ。
 他の三人が多くの言葉を並べたのには辟易した。そんなに何かを語りたかったのならば、どうして会を盛り上げてくれなかったのだろう?

 50年近く生きてきて痛感している。お酒を通じて人が人と打ち解けることはほとんどないと。相手との距離が縮まるのにアルコールの有無なんて関係ない。
『飲みニケーション』に価値を見いだしている人はどれくらいいるのだろう? 職場での呑み会なんてパワハラの温床になるだけで、有益なことなんてほとんどないだろうに……。

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今日の写真のモデルはゆる子さん。さくらフォト撮影会にて撮影。