淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

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 平日、自分が必ず送らなければならないメールの件数は四件。自社に二件、現場でお客から作業を請け負っている会社に二件ずつ送信している。
 始業時と終業後にそれぞれ別な文面で、メールしなければならないことになっている。しかも、それぞれ別の端末で。
 セキュリティーを守るために実作業をしているパソコンからは、自分が所属している会社へのメール送信が禁止されているからだ。パソコンはお客から借り受けていることもあって。

 それでも自分が在宅勤務をするようになった当初からは、負担が少し減った。
 在宅勤務が始まったころの自社のルールでは午前中の終わりと、昼休み明けにもメールを送ることが義務づけられていたからだ。
 毎日4回、ほぼ同じ時刻に全く同じ文面を同じ相手に送る。心のどこかで馬鹿馬鹿しいと思っていたせいか、お昼休みに入るときのメールを忘れたことが何回かあった。

 最近になって自社のルールが変わり、朝の作業開始時と夕方の作業終了時だけの連絡でよくなった。
 おそらく、メールの受取手が負担になってきたのだろう。ルールを決める時に少し考えれば、気がつくことができたはずなのだが。

 今日のお昼休みに自社の事務を担当している社員からメールが届いた。
 その社員は事務を担当してくれていて、名古屋支店に勤務している女性であることだけは知っているが、それ以上のことは何も知らない。顔と名前も一致しない。
 そんな彼女がメールで知らせてきたのは、退職の挨拶だった。来月の中旬までは会社に籍はあるようだが、おそらく有休休暇を消化するのだろう。勤務するのは今日までのようだった。

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同じ支店の事務を担当していた社員から送られてきたメール。
 自分はその文面を見た時に、あまりいい気持ちを抱けなかった。自社からの急用だと思って、お昼休み中にも関わらずにスマホで読んだから。
 彼女がこのメールを書いた理由は何だったのだろう? くだらない会社だからひょっとして、上司の指示でもあったのだろうか。彼女の意思だったのだろうか。

 何度も会社を変わってきた自分から言わせれば、退職の際に挨拶やお礼のメールを送る必要なんて感じない。
 受け取った相手が件名と送信者からそのメールを読むべきかどうかを判断するための時間を奪ってしまうことすら、気になってしまう。
 仕事で始まった人間関係でも本当に打ち解けている間柄になっているのならば、プライベートな連絡先を交換しているはず。私的な挨拶は私的な時間に行うべきだと考える。

 自分が今の会社を去る時に、同じ考えでいられるだろうか。
 それほど遠くない未来な気はするが、案外と挨拶のメールを送って、まわりに鬱陶しがられたりして……。

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今日の写真のモデルはまやさん。