淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

突然のプチ同窓会

 昨夜、高校の同窓たち五人と呑んだ。
 きっかけは、ある高校の友人からの電話。しかも、かかってきたのは前日。
 集まるのは自分を含めて三人だと思っていたが、実は他の二人にも声がかけられていたようだ。
 その二人も気心が知れている間柄だったので、酒が不味くなるわけではなかった。
 ただ、足元にコロナが転がっているかもしれない状況を考えると、一度に集まった人数が少し気になっただけだ。
 自分が思っていたことをその場にいた友人の一人が苦笑いを浮かべながら口にしてくれた。
 彼は公的な場所で仕事をしているので、自分よりも神経質になっていた気持ちが多少は伝わってきた。

 五人のうち、二人は自称その店の常連。自分も含めた他の三人は一元さんだった。
 その店はカウンターがあり、ちょっとした小上がりが設けてあり、夫婦二人で営んでいるどこにでもあるような居酒屋。
 自分たちは小上がりに陣取っていたが、カウンターにもほどよく人が座って、いかにも金曜日らしい賑わいだった思う。

 五人のうちの四人は二月の新年会で集まっていたが、もっと時間を置いてあったような気がしたのは自分だけではなかったようだ。
 お互いの近況から会話は始まったが、皆がそれぞれに新型コロナの影響を受けていることがわかった。
 昨夜のような会食をしたのは久しぶりだった友人もいたらしい。
 コロナ自粛を少しずつ解いてはいる自分だが、呑むときも二人だけの差呑みばかりにしていたので、賑やかに呑めたことがちょっと懐かしかったりもした。

 店の女将さんが終電の時間が近いと教えてくれたので、自分が最初に席を立った。五人の中で自分が一番、家までの距離が遠かった。
 その店から歩いて数分のところに住んでいる友人も居たので、泊まっていくことも勧めてくれたが、遠慮させてもらった。
 楽しい夜は一時の方がいい。友人が気分よく言ってくれても、友人の家族から見れば自分は他人。泊まったら彼らがどう思うかは全く別の話だから。

 駅まで急いだが結局、終電には間に合わなかった。
 スマホで家まで歩くと90分以上かかることがわかったが、酔いに任せて歩くことにした。
 幹線道路を歩くと思った以上に車が少なく、灯りが少なく感じた。
 流しのタクシーを拾うつもりだったが、すっかり当てが外れてしまった。

 途中で小雨が降ってきたので、酔っ払っていながらも多少は足が早まっていのではないか。
 あるタクシーの営業所の前まで来ると何台もタクシーが泊まっていたので早速、乗り込んだ。
 乗車中に運転手と話すと、やはりかなり暇なようだ。とても金曜日だとは思えないと運転手は口にした。

 今朝、目が覚めると意外とすっきりとしていた。ただ、予定よりも少し寝過ごしてしまったが。
 寝起きの体もいつもよりはずっと軽かった。
 昔からの友人たちと、ただ再会しただけで、自分の中に溜まっていた澱が少しだけ消えたのかもしれない。

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今日の写真のモデルはれおなさん。