先月に引き続いて同人誌の例会に出席した昨日。
コロナ禍の中でも思っていた以上に同人は集まった。
昨日の例会で取り上げられた作品数は二つだったが、そのうちの一つは、四百字詰め原稿用紙で200枚ほどになる大作だった。
それほどのボリュームのある作品を書き上げた作者は、自分の母親に近い年齢だったのには恐れ入る。
作者に質問することはなかったが、どれほどの時間とエネルギーを費やしたのだろう?
ただでさえ日々、パワーダウンを感じている自分。その作者と同じ年齢になったころ、まだ何かを表現したいというモチベーションが自分には残っているのだろうか。
ちなみに自分が今まで書いた小説の中で一番長いものでも、その半分ほどの字数しか書いたことがない。
もともと、根気もないし何かにつけてモチベーションが低い自分らしいとも思うが。
ある占いによると、老後は世捨て人のような暮らしをおくる可能性があるらしいが、なんとなくわかる気もする。
おしゃべりだと言われることが多い自分であっても、他人と会話をしていると疲れを覚えることが、このごろは増えている。公私ともに区別なく。
口にしていることが相手に伝わらず、相手の言いたいことが自分に入ってくることが少なくなってきた。
コミュニケーションを諦めてはいけないとわかっているものの、どうしようもない徒労感に襲われることも珍しくない。
考えたらこのblogも書きはじめたころに比べれば、ひとつの記事のボリュームはかなり減っている。
文章に込められている熱量も落ちているのではないか。
写真に興味を持ちだしたのは、そんなことも影響しているのかもしれない。
会話や文章ではなく、視覚的な方法での情報伝達を無意識に試みているのだろうか。
会社から受講するように言われているオンラインセミナーがあるが、そのテーマはモチベーション。
動画を視聴した後にレポートを提出することになっているが、始まりの数分を見ただけだ。
自分が欲しないものをインプットして、アウトプットする作業は苦痛なので、モチベーションもなかなか上がらない。
内容がつまらない動画でも素敵な女性が映っていれば、自分のモチベーションも上がるのだろうに。