淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

夏期休暇が始まる前に

 先週末まで参加していた最後の仕事を今朝、やり終えた。
 客先から借りてきた借用物を返却するという。借用物は客先オフィスのセキュリティカードとパソコン。
 返却する場所は客先ではなく、一次受けベンダーのオフィスが指定されたこと、時差出勤などを考慮して10時から11時の間の時間を指定してくれたことはありがたかった。

 一次受けベンダーのオフィスは名古屋市内のオフィス街にあったが、訪れたのは今回が初めて。
 9時過ぎに車で向かったが、夏休みに入っている組織や個人が少なくないこと、コロナ禍であることを考えると、走っている車がそれほど少ないとは感じなかった。

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今日、寄り道先で撮ってきたスナップ。

 こういう時などに素朴に思う。東南アジア諸国バックパッカーした経験から。
 どうして日本人はこんなに働いているのだろう? どうしてそんなにまでして働かなければならないのだろう?
 考えはじめると、いつもキリがなくなってしまう。

 オフィス近くの裏路地のパーキングメーターに車を停めて、車から出ると建設作業員がくつろいでいるのが目に入った。
 飲み物を飲んでいる人、煙草をふかしている人、一部の人は自分の前方に停めた車内に座っている人もいた。車のエンジンは切られていなかったし、窓は締め切られていたので、エアコンはかかったままだったのだろう。
 日陰ではあるが暑い外で座っている人と、エアコンが効いた車の中にいる人の差が気になった。

 指定通りにオフィスビルの1Fで先方に電話をすると、4 Fまで昇ってきて欲しいと言われた。
 エレベータの乗り口前に当たり前のように置かれていたアルコール消毒液を手にふりかけてから、▲ボタンを押してエレベータを呼んで、扉が開くと乗った。
 同乗者は他に一人。自分が先に降りると、シャツを着た男性が一人待っていた。

 鞄から借用物を渡し終わり確認すると、相手は会話をしてきた。当たり障りのない話題を。
 数年前までの自分だったら、会話を続けることに何も違和感を覚えなかっただろうし、下手をしたらパーキングメーターに停めていた車のことを忘れてしまうほど話すことに夢中になって、駐車禁止のステッカーを貼られていたかもしれない。

 彼とは数ヶ月ぶりの再会ではあったが、自分たち下請け会社のエンジニアよりも彼自身の立場を守ることを優先している普通の人だということをある会議で知ってしまった。
 そんな相手とはどうしても話す気がおきない。
 仕事上で出会う自分より立場が上のほとんどの人に対して、そんな穿った見方ばかりになることがこのごろはほとんどだ。

 少し寄り道をして帰っている途中に、自社からメールが届いた。文面を見ると当たり前のように小うるさい内容だった。
 上司や組織とは部下や属しているもののことを疑うことが、当たり前なのだろうか。

 明日から形式上、夏休みを取得するように会社の上司から丸め込まれたが、納得できていない。
 自社からのメールと電話の着信をチェックしなければならないのにも関わらず、給料が減給される状態でも休暇と言えるのだろうか。
 ちなみに自分の立場はこれでも一応、正規社員だ。

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今日の写真のモデルは真辺あゆみさん。