淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

入盆の朝に降る雨を見ながら愁う

 先ほどから雨が降りだした。窓の外を見ると、門が雨に強く打たれていた。
 敷き布団をベランダで干していたが、雲が怪しくなっていたので、仕舞っておいてよかった。

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雨の情景を切り取るのって難しいデスね。

 昨夜から眠る場所を2F寝室のベッドから1Fの和室に変えた。寝室のエアコンが壊れているから。
 寝苦しい夜が続いていたので、エアコンなしで眠ることを昨夜で諦めた。
 和室に布団を敷いて横になった。汗をかかずに済むのはよかったが、背中や肩が気になったので、朝になったらすぐに布団を干すことを思いついた。
 これで少しは布団が柔らかくなり、寝心地がよくなることを期待している。

 雨は少し小降りになったが、外はまだ薄暗い。雨雲が残ったままで太陽を隠している。
 朝のうちに行きたいところがあったが、雨に濡れることを避けるために、この文章を書いてからにすることに決めた。
 本当ならば、午前中に墓参りを済ませたかったのだが。

 我が家が檀家になっている寺のお盆の仏事は全て中止になったと、母親が先日にショートメールで伝えてきた。
 本来ならば盆入りの今日は棚経。
 実家は寺から近いので、毎年のように住職が朝の早い時間に回ってくるが、今年は早起きしなくてもよかった。

 自分が所属している会社の夏期休暇は七月から九月の間に任意で三日間取得することになっているが、詳細についての説明を受けたのは、ほんの数日前。
 棚経や施餓鬼などの仏事を考えて当初は、昨日からの三日間を夏期休暇にあてることを考えていたが、それらが取りやめになったので休みも取り下げようとしたら、会社から物言いがついたのだ。
 細々としたもっともらしい理由をつけて、名古屋で一番の責任者である支店長から直々に、有り難いメールをもらった。

 反論しようかと思ったが馬鹿馬鹿しいので辞めた。
 自分らしくない、とは思ったが、この会社にはすでに未練がないからだ。
 筋を通せば自分と立場が近いエンジニアのためにはなるだろう。今の会社は営業があまりにもエンジニアのことを軽んじているから。

 例として、自分は営業と事務担当以外の社員には会ったことがないし、他の同僚エンジニアとEメールですらやり取りをしたこともない。
 そればかりか、同僚であるエンジニアのことを紹介されたこともないのだ。
 当然、自分のことも他の同僚には何も知らされていないだろう。

 顔も名前も知らない誰かに連帯感を覚えるほど、自分は感受性が強くない。多くの人もそうではないか。

 現場に赴くエンジニアを分断することが会社の方針なのではないだろうか。
 エンジニアに連帯されて多数を形成されると、会社にとっては都合が悪いことが多いのだろう、きっと。

 会社だけではないのかもしれない。
 コロナ禍の今、遠くを見ても近くを見てもそこにいる人たちの考えは本当に様々だ。
 この状態で誰が得をしているのだろう? 自分を含めた市井の人たちではないことは、うっすらと気がつきはじめている。

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今日の写真のモデルは夏凜さん。