淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

虹を見たかい

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昨日見ることができた虹。

 写真撮影が好きな人は外出時にカメラを持っていくかどうか悩む人は、少なくないのではないか。
 写真を撮り始めたころはカメラを持ち歩かないことが多かったが、このごろはカメラを持ち歩くことが増えた。
 写真に残したいと思う瞬間に出会った時、カメラを持っていないと自分を心の中で詰ってしまうからだ。

 荷物が少なくて長い時間、出かける時は迷わずにカメラを持って行く。小型なマイクロフォーサーズのカメラを二台持っているので、そのどちらかとレンズを二本。
 フルサイズセンサーのカメラと違って、ボディだけでなくレンズまで小さいのが、持ち歩くのにはメリットになっている。

 荷物が多いときや、ほんの少ししか家を空けるつもりが無いときは迷う。
 昨年末から今年の春先まで従事した灯油の巡回販売に行くときは当初、カメラを持って行かなかった。
 荷物が多いこと、手が油で汚れてしまうことを意識して。
 カメラやレンズに油などが付着して汚れることが、どうしても気になったからだ。

 仕事に慣れるに従って気持ちと時間に余裕が出てくると、運転席から眺める光景や住宅街を走り回っていると目に入るものが、素敵に思えることが増えてきた。
 試しに自分が持っているカメラとレンズの中でも安価なものを組み合わせて持って行くと、いつしかそれが当たり前になった。

 昨日、近くのスーパーまで買い物に行ったのだがカメラを持っていくか迷った。
 よく通る道ばかりだったし、雨がパラついていたからだ。防塵防滴のカメラとレンズは持っているが、それらを持っていくほどのシャッターチャンスが待っているとは思えなかったからだ。
 それでも一番小さいカメラと標準レンズ一本をカメラバッグに入れて、自転車に跨がった。

 自転車で大通りまで来ると、信号に引っかかった。退屈なのでキョロキョロしていると、東の空に虹がかかっているのに気がついた。しかも、なかなか見たことがないほどの大きな虹だった。
 カメラを持ってきてよかったと思えたが、同時に広角で撮れるレンズを持ってこなかった自分を悔いた。

 考えたら虹を撮るのは初めてのこと。標準レンズしか持っていないことはすぐにどうでもよくなった。
 それ以上に虹をどのように撮るかのイメージを全く自分が持ち合わせていないことに気がついたから。

 眺める度に濃くなったり薄くなったりする虹の下、スーパーへ向かった。

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今日の写真のモデルはるなさん。