淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

ストロング系酎ハイのせい

 今年になって習慣になってしまったひとつは、缶ビールをケース買いするようになったこと。
 きっかけは流行病による自粛巣籠もりだった。緊急事態宣言が発出された後に買い始め、今週になって3ケース目の最後の一本を冷蔵庫に入れたが、次のケースを買うかは少し迷っている。
 この先の給料がどうなるかはわからないし、宅飲みをさらに減らしたいとも思っているからだ。

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一月前に撮ったスナップ。今年は月日が経つのが早く感じる。

 アルコール度数9%の酎ハイ、いわゆるストロング系酎ハイがリカーショップだけでなく、コンビニやスーパーなどでも当たり前のように売られている。
 CMが始まったころ、需要があるのかを疑問に思ったのを憶えているが、身近な人間が真っ先に飛びついた。実弟だった。
 晩酌が習慣化している友人にも、ストロング系酎ハイを愛飲している一人を知っている。

 一時、ストロング系酎ハイを飲む危険性をあちこちで散見したことが記憶に残っている。
 元々、酎ハイよりもビールの方が好きなので、口にする頻度はビールの方が多い自分。

 今週、久しぶりに缶チューハイが飲みたくなったのでコンビニで買ってみた。テレビCMで気になっていたストロング系酎ハイを。
 缶ビールを空けた後、氷で一杯にしたグラスにアルコール度数9%の飲料を注いで、口に運んだ。
 風味や味は大仰だったが、それ以上に酒感が強かったのですぐに割った。冷蔵庫に入っていた炭酸水で。
 それでもグラスの中身はなかなか減らなかった。
 自分でもすぐに酔っているのに気がついた。何をする気にもならないほどの気怠さを覚えていた。

 独身だった20代のころ、そんな時はよく誰かに電話したものだ。男性だけでなく女性にも。相手も大変だっただろう。
 年上のある友人の一人からかつて、同じようなことをしていたと聞いたことがある。ある時に自身で気がついて、異性の友人の電話番号を携帯電話の電話帳から全て消去したことも。
 酒を飲んで人寂しくなるのは、誰にでもあることなのだろうか。

 気怠さを抱えながらぼんやりしていると、着信があった。しかも、相手は女性。友人の妻だが、彼女のことは独身のころから知っているし、今では旦那よりも友人っぽい。
 彼女が電話をかけてきたのは、愚痴を聞いて欲しかったからだろう。
 彼女の愚痴から始まった電話は久しぶりに長くなったが、それも悪くなかった。
 彼女との会話のおかげで、飲みにくい酎ハイが少しずつ減っていき、なんとか飲みきることができた。

 酔って人寂しくなった時、今の若い人はどうするのだろう? SNSで異性にちょっかいを出すのだろうか、電話をすることもあるのだろうか。
 秋の夜には電話で話すのが似合っている気がするし、雰囲気もあって自分は好きだ。

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今日の写真のモデルはめいさん。