昨日は今日と違って朝からよい天気。
秋晴れの下、車で午前の遅い時間に家を出た。猿投グリーンロードを東、三河方面に下った。
猿投グリーンロードは愛知県が管理する全長13.1㎞の有料道路。走行料金は普通車だと300円でETCにも対応している。というか対応できるまでに結構な時間がかかったような気がする。
グリーンロードでは作業している車があったために一車線通行になっている箇所があった。
尾張から三河の国に入ってから、あるインターで降りて数分走ると目的地に着いた。
通りを挟んで工場と事務棟のビルが立っていたが、他に目立つ建物がまわりにはないので目立っていた。
事務棟側の敷地に入って来客用の駐車場に車を停めたが、実は先週の同じ曜日の同じ時間にも訪れていたの。
会社の営業担当から送られてきたメールの文面を見誤って勘違いしたためだ。
そそっかしいので、たまにはそんなポカもある。そんなポカばかりをして今まで生きてきたのかもしれない。
自分が車から降りると、他の車からも人が降りてきた。自分が所属する会社の名古屋支店長だった。
次の作業先としてお客たちから自分が面接を受けるための付き添いで来ていた。面接の約束時間は昨日の午後一番だった。
客先の会社は自動車製造メーカーのサプライヤーだが、どこかの系列に組み込まれている訳ではないようだ。
地元ではそれなりに知られた存在だったようなのだが、面接を受けることになるまで自分はその会社名すら知らなかった。名古屋市内の街中に本社があっても。
昔、自営業だった父が最初にオフィス事務所を借りた街が本社の所在地だったので、ひょっとしたら父と仕事上での接点があったのかもしれない。
父の仕事はベルトコンベアーなどの工作機械を設計するメカニカルエンジニアだったからだ。
お客が自分に請け負って欲しい仕事はプログラミングだった。得意ではないが、今回ばかりは観念した。
面接担当者からの話によると現場の状況がグダグダなのはすぐに想像がついた。
休日出勤を含めて月に30時間以上の残業が常態化しているようだから。
アラフィフになった自分の体力、集中力が持つかどうか自信はないが、ひとつだけいい点もあった。
次の現場での仕事は理想であればテレワーク、最低でも車で通勤できる場所を望んでいたからだ。
その客先は三河の辺鄙な場所にあるために車で通うしかない。
通勤距離は自宅から往復で50㎞以上。片道1時間以上はかかるだろう。
それでも今のご時世を考えると、満員電車で街中へ通勤するよりはリスクは格段に低いだろう。
面接の結果は昨日中に連絡があり、来月からお世話になることがすんなり決まった。
自分のまわりのシステムエンジニアには車を持っていない人が増えている。
給料は上がっていないのに、車の価格と維持費などが高騰しているので、車を持たないライフスタイルを考える人が増えるのは当り前だろう。
会社員として車通勤をするのは久しぶり。歳のせいか、車の運転を億劫に感じることが増えている。
業務開始時刻も8時と早いので、遅刻しないかが少し不安でもある。