肌寒い日が続いていたが、今日は朝から一転した。
晴れているだけでなく、陽向にいたら半袖でも暑いほど。
昨日まではリビングに電気カーペットを敷くことを考えていたが、今日の気温を考えると迷ってしまう。
昨日よりはベッドで少しゆっくりとしていたが、それでも8時過ぎには起床した。朝食を食べて買い物に行きたかったから。
自宅から一番近いスーパーは毎日9:30からの営業。もう少し足を伸ばせば7:00から営業しているスーパーもある。
前者は地元のローカルスーパーチェーンで、後者はイオン系の激安を売りにしているスーパーチェーン店。
生鮮品などは安いものが多いのだが、品質はやはりそれなりだ。
財布に優しいので利用することも少なくないのだが、明日からの食材のストックのためなので、今日は値段よりも質を重視した。
両者の店には客層の違いを感じる。
後者の店では決して買い物をしないと明言した友人もいる。
かつて、自分の家で呑み会をした時に食材をその店で買ったことを知ると、その友人は表情を曇らせていた。
イオン系のスーパーはPB商品に力を入れているために商品の選択肢が少ないのも難点。
PB商品でも出来がよいものはあるが、酷いものに当たるとびっくりする。
印象的だったのはフルーツグラノーラと松茸風味のお吸い物。特にフルーツグラノーラはPB商品で初めて食べたので、フルーツグラノーラ自体のイメージが自分の中ですっかり悪くなってしまった。
弁当のおかずに利用できる冷凍食品なども買ったので、支出は3,000円を超えた。
レジ袋を2枚お願いしていたのだが、商品を袋に詰めていると4枚もあったのに気がついた。
レジ袋が有償になったことには未だに違和感を持っている自分。
間違えたのは相手なのだからそのまま知らんふりしておくことを最初は考えた。
だが、結局はできなかった。いい人を演じるつもりはなく、ただただ小心者だから。
レジ係の女性にレジ袋が二枚多かったことを告げて差し出すと、すぐにはその状況を理解できなかったようだ。
日曜日、朝一番のスーパーのレジでは後ろに何人も客が並んでいた。そんな状態では焦るのが当然だし、それなりの頻度で小さな間違いだってするのが人間ってものだろう。機械やロボットではないのだから。
スーパーを出て駐車場に停めてある車まで歩く間に、昔読んだ小説に似たようなエピソードがあったことを思いだした。中学校の国語の教科書に載っていた安岡章太郎の作品を。