淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

ネクタイとマスク

 今の現場に着任したのは先週の水曜日の七日。キリがいい日とは思えないが、同じ日に自分と一緒に働きだしたエンジニアが一人いる。
 男性で年齢は30歳前後に見える。自宅は現場から車で15分ほどの距離らしい。草食系をイメージさせる大人しそうなタイプで誰かさんとは正反対。

 そんな彼と自分は現場のリーダーに朝っぱらから注意を受けた。その理由はノーネクタイだったから。クールビズの期間は終わったのだから、明日からはネクタイを締めて来るようにとのことだった。
 自分は締め忘れただけだったが、彼は意図的にネクタイをしてこなかったと教えてくれた。
 同じ執務室内で働いている人たちの装いからドレスコードは厳しくないと思ったようだ。その思いは自分も理解できる。
 社外の人間はともかく、プロパー社員の装いを見ると。会社指定の作業着こそ羽織っているものの、上着の下に小汚いトレーナーを着ている人も居たからだ。

 どんな雇用形態であろうとシステムエンジニアは一応、技術職のはず。
 接するお客によってフォーマルな装いが求められるケースもあるとは思うが、今回はとてもそうとは思えないのだが。同じ執務室内の人間にしか会わないのだから。
 それでもまたつまらないことで小言を言われては面白くない。帰宅後、真っ先に一本のネクタイを車へ放り込んだ。

 自分が作業している席の隣のグループに、マスクをすぐに外すプロパー社員が二人いる。
 そのうちの一人は管理職、一人は女性だ。二人には共通点がいくつかある。若くないこと、顔と体が横に大きいことだ。

 管理職の男性は役職上のせいなのかもしれないが電話をしていることが多い。その電話中、たいていはマスクを外している。
 女性社員は仕事中にお菓子か何かをよくつまんでいる。よっぽど美味しいものばかりを選んで持ち込んでいるのか、食べるのに夢中になってマスクをするのがおろそかになりがちだ。

 執務中はマスク着用が現場での義務になっているのだが、管理職が守れないようなルールなら見直すべきだとは思う。
 人と人とはわかりあえないことに気がついてしまった自分は、この場で愚痴ることくらいしかできないのが情けなくもある。

 現在の状況だとマスクをつけないことは他人に危害を加える可能性を否定できないはずだ。ネクタイとは違って。

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今日の写真のモデルはきゃささん。