淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

丘の上の風

 昼食を車で一人食べるのにも慣れてきた。お腹が一杯になったあと、車中泊用のエアマット上で横になれるのは魅力だ。全ての窓を開けっ放しにして。秋真っ盛りのはずなのに窓を閉めきっていると暑いから。

 病院、学校や工場の立地にはよくあることなのかもしれないが、今の現場は丘の上。
 今朝、自分が通勤するときに自転車で出勤している従業員が立ち漕ぎしているのを見て気がついた。国道や表通りからは登り坂になっていることを。

 自分以外にも車で食事をしている従業員は他にも見かける。食事中、車のエンジンをかけっぱなしの車が何台かあるし、お昼休みと終わりにはオフィスが入っている建屋と駐車場を自分と同じ方向に歩いている人間を何人か見かけている。
 流行病への感じ方、警戒の仕方にはかなりの差があることを実感している。
 感染しても仕方がないとは思うが、仕事関係での感染はできれば避けたい。労災が認定される可能性は少ないのだから余計に馬鹿らしい。辛い思いをするのは本人だから。

 食事中も昼寝中も今のところは車のエアコンをかけていない。そればかりか、昨日と今日は窓から気持ちのよい風が車内に入ってきた。
 そんな風が自分の緊張をほどいてくれた。

 今日のお弁当はかなりの手抜き。菓子パンふたつとカップスープだったから。
 それでも素敵な秋風を受けて食べていると気分は悪くなかった。
 週の真ん中水曜日。時間がかかる車通勤をしているのだから、平日の一日くらいは休まないと自分が参ってしまう。
 帰宅時も今日は完全に下道ではなくて、有料道路を部分的に走った。300円を払ったが一時間近くもかかってしまったのは皮肉だ。

 それでも、なんとか今の現場で働き始めて一週間。
 あと二回、丘の上で秋風を味わいながら昼寝をすれば、週末だ。
 そんなことを思い浮かべながら、今夜は筆を置きたい。
 まだ21時過ぎだが、かなりの眠気に襲われているから。疲れが溜まりやすくなったことを改めて痛感している。
 風を味わえるような風情を感じることができたのは、歳を重ねたおかげかもしれないが。

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今日の写真のモデルはテラさん。