先日、新進気鋭の占い師でもある母親からバッサリと言われた。熱しやすく冷めやすい性格であると。
また、今の自分が夢中になっている写真についても、いつになったら熱意を失うのかに興味があるようだ。
亡くなった父親も自分が学生のころ、学校に提出する書類に同じようなことを書いていたのを思い出した。
今、考えると学校が親から子供の性格を聞き出すなんて、おかしな気がする。親からの報告を教師が先入観として持って生徒に接することにならないだろうか。
長い間、自分が関心を持ち続けてきたことは、はまることと飽きることを何度か繰り返してきた。ギャンブル、夜遊び、スキーや小説を書くことなどだ。
独身時代、モテなかったので異性とは縁遠かった20代。とても威張れた話ではないが、競馬とパチンコに熱くなっていた。最初に勤めた会社の給料は現金の手渡し。もらったそばから、無駄使いばかりしていた。
その会社の社長に趣味は居酒屋で管を巻くことと言われていたのが、少し懐かしくもあるあのころ。
居酒屋だけでなく、キャバクラやテレクラにもはまっていたし、そんな遊びに自分が引きずり込んでしまった友人もいる。
当時、テレクラは誰もが知っているような存在だったが、今では見かけることはなくなった。似たようなビジネスモデルのツーショットダイヤルもテレクラと同じように時代の流れに追いやられてしまった。
競馬は面白すぎるので危ないことに気がつき、自分から遠ざかった。その後は二度と近づかないように気をつけている。単なるギャンブルなだけでなく、様々な視点から簡単に物語を見つけることができてしまうからだ。
同じギャンブルでも、パチンコはその後も何度か夢中になったし、今でもはっきりと辞めているとは言い難い。
最近も夢に出てきたばかりなので、ただ今はパチンコをしていないだけだと思う。何かきっかけがあれば、また夢中になってしまうこともあるかもしれない。
夜遊びだって、似たようなもの。キャバクラ、ガールズバーやフィリピンパブには何回かのマイブームが訪れた。
それぞれに魅力は違っているが、それらのお店はいわゆる夜の街。すっかりご無沙汰になっている。最後に遊びに行ったのがいつだったのかを思い出せないくらい。
夜の街に、少しは人が戻っているのだろうか。今のような状況が続けば自分にまたマイブームが訪れるより前に、それらのお店が淘汰されてしまうのかもしれない。