淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

サンドイッチはお好き?

 今日は有給休暇を取得した。春先に10日付与されたが、まだ二日しか使っていないので、通院もしたかったので丸一日の休みを取った。
 今の職場は三河の国では一般的な暦に従っているので、祝日も勤務になる。勤労感謝の日でさえも。
 有給休暇を使わないと一般的なオフィスワーカーよりも休みが少なくなる。せっかくある制度。使わないと得なことはなにもないから。

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今日のお散歩ショット。

 通院後の昼下がり、ある下町の商店街をぶらついた。年季が入っているアーケードの下をうろつくと、気になる店が目に入ったので、サンドイッチを買った。そのサンドイッチは本格的なベトナム風のサンドイッチで、懐かしい味がした。

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思わずサンドイッチを買ってしまったお店。

 今から20年近く前にバックパッカーをしていたころ、ベトナムラオスでよく食べた味だったから。フランスパンは嫌いだが、東南アジアで食べたものはどれも美味しく感じたのは何故だったのだろう? 具が少なくて固めのバケットのものでも味わい深かった。
 特にベトナムからラオスへ入国する際のイミグレーションで、行商人から買ったものが印象に残っている。アメリカから来た男性、友人と自分で同じものを食べ、たどたどしい言葉でサンドイッチ片手に会話したことも。

 他に海外で食べたサンドイッチで印象に残っているのは、トルコのイスタンブールで食べたサバサンド。
 接岸した船の屋台からの煙に誘われた。はじめは何を売っているかわからなかったが、一緒に旅していた友人とかぶりつくと、懐かしさと新鮮さが入り交じった不思議な感覚だったことを覚えている。バケットに焼きたてのサバとタマネギが一緒に挟んであるだけのシンプルなサンドイッチを。
 名古屋市内ではケバブの店をそれなりに見かけるが、サバサンドを売っているところは見たことがない。近くで味わえるのなら、懐かしさのあまりに買ってしまうかもしれない。

 もう食べることができない思い出のサンドイッチもある。
 自分の友人の母親が喫茶店を営んでいて、自分が遊びに行くと玉子のサンドイッチをおやつとしてよく出してくれた。焼きたての厚焼きの卵焼きが挟んであって、本当に美味しかった。
 友人の母親はもう店を辞めていて、今は地元の九州で親の看病をしていると聞いている。

 今日、フランスパンをかみしめているときだけでなく、この文章を書いている今も、サンドイッチにまつわる記憶が次々と思い出されてきた。

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今日の写真のモデルはゆうなさん。