淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

居眠り

 今の現場では仕事中に居眠りしている人を見かけない。
 仕事中にウトウトしないのは当り前のことなのかもしれないが、システムエンジニアの世界では珍しくない。
 この業界で働き始めたころは驚いたが、逆に今ではすっかり慣れてしまった。

 仕事中に居眠りすることは誉められたことではない。
 だが、よく居眠りをしても仕事ができると言わざるを得ないエンジニアを今までに何人か見てきた。しかも、そのうちの一人は友人で人柄も魅力的だ。
 一緒に仕事をしていた時にはほぼ毎日、居眠りしていた彼。気がついても起こすことはしなかった。仲良くなるにつれて、気がついたら起こして欲しいと頼まれるようになったが。
 お世辞ではなくて、彼より仕事ができて性格も良い人はそれほどいない。彼が仕事中に少しくらい休んでいても誰が責められるだろう?

 最近の自分は午前中が本当に辛い。パソコンのモニターを眺めていてもなかなか集中できない。うっかりすると意識が飛びそうになる。
 8時の始業にあわせて早く起きるのには少しは慣れたが、頭は起きていないようだ。
 昼食を食べて車で横になった後の午後は、頭がクリアになるのを感じるこのごろ。
 歳のせいか夜に弱くなったと思っていたが、ごく最近の実感からは朝よりも夜の方がまだマシな気がしている。

 プロパー社員も自分以外の傭兵たちも、仕事中に眠らないだけでなく表面上の素行は真面目。
 プロパー社員の中には若干、時間にルーズな人もいるようだが、彼らに派遣さんと呼ばれているエンジニアは自分も含めて時間にも正確。

 だが、エンジニアという仕事は真面目であればいい訳ではない。多少の癖はあっても、結果を残すことが大事だと自分は考える。

 今の現場に居ると少しずつスポイルされてしまうのではないかと、不安を感じはじめた。
 特にプロパー社員の仕事ぶりを見ていると、そう思わざるをえない。
 田舎独特のゆったりとした時間が彼らのまわりでは流れているせいなのか。

 そんなリズムで日々を過ごしていても、食べることどころかそれなりのものを身に着けることができて、空腹に悩むこともなく、軽自動車やコンパクトカーで通勤している訳ではないので、ある意味で彼らは勝ち組だろう。

 それでも、彼らと同列にはなりたくないし、染まりたくない。通勤するのに疲れる車しか保有することができない身分でも。

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今日の写真のモデルは𝑅𝐼𝑂𝑁さん。