各地で紅葉が見頃の三連休の初日。
だが、自分の休みは明日の一日だけ。本業のシステムエンジニアとして、元々月曜日は出勤。今日は副業に従事する日だった。
先週は暖かいというよりも、日中は暑さも感じるような日があったほど。
前日までは灯油の売り上げに期待していなかったが、出勤するために家の外に出ると風は強かった。今朝の風には少し冷たさも感じた。
出勤時に営業所で会った他の従業員と挨拶をすると、今日は意外に売れるかもしれないという言葉をかけてもらった。
その従業員は専従者。週に一回だけ勤務する自分のようなアマチュアとは違うので、多少はその言葉に勇気をもらった。
営業所から自分が最初に向かう販売担当エリアまでは小一時間ほどかかる。距離はおよそ40㎞超。
昨年よりも今年は目的地までの距離を遠く感じるのはどうしてだろう。国道のバイパスをローリー車で走っていると、愛知と岐阜の県境である木曽川までが特にそう思える。
体力と集中力は加齢により減少しているのを今朝も痛感した。
目的地に着いて、生活道路をゆったりと走りながらポリタンクを探しはじめると、少しだけ体を軽く感じた。
ある程度の量を売った実感はあったが、販売量を計測すると700ℓほど。今シーズンの初日だった先々週の土曜日に比べると半分以下。散々たる結果だった。
今日は販売中に地図をほとんど見なかったので、走っていない路地があったのかを改めて確認してみたが、気のせいだった。
他のエリアも今日は最初のエリアと似たようなもの。最後のエリアが一番酷かった。
自分が巡回する時間が早かったし、ポリタンクの見落としもあるかもしれないと思って2/3ほどのコースをもう一度回ったが売り上げは伸びなかった。
ただ、日が暮れたあとだったのでほとんどの家に灯りがなかったことはわかった。
連日、流行病の患者数のことがニュースで強調して伝えられてはいるが、三連休を満喫している人は多いことを肌で感じた。
多額の税金を使ってまで国が国民を踊らせたのだから、踊らされた人がある程度いても自然だろう。
ただ、そんな施政者を選んだのも自分たち。岐阜から営業所に戻るまでの時間、自分の気持ちは少し重かった。