淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

一月往ぬる

 2021年の最初の月も終わりに近づいている。自分にとって特別なことはほとんどないままに。
 月曜日から金曜日は片道1時間かけて三河の田舎にある工場敷地内のオフィスへ出かけ、パソコンを相手に仕事をしている。土曜日は木曽川長良川を渡って灯油を売り歩いているのは昨年の秋から変わらない。

 その間、流行病の感染者が増えて二回目の発出となった緊急事態宣言は自分が住んでいる愛知県も対象エリアになった。
 それでも自分の生活にはほとんど変化はない。
 前の現場ではテレワークを経験したので、今の就業状態は違和感ばかりを覚える。
 ほとんどの従業員が出社しているだけでなく、時差出勤でもないからだ。

 感染対策をしているポーズを取るためだけのためにオフィスビルの入り口で従業員は検温を受けている。
 自分たちは非接触タイプの体温計での測定。そんな方法で冬の時期に意味があるのだろうか。
 社長や役員たちは専用の検温室でもあるのだろうか。美人の看護師から測定を受けていたりして。

 現場ではトイレで丁寧な手洗いをしている人は多くなく、オフィス内に居る人の咳エチケットもかなり怪しい。
 管理職も含めて、電話での会話中に顎マスクをしている人が多いのには呆れ果てている。

 多くの従業員は昼食時に社員食堂を利用している。食事中は私語禁止の通達は出ているものの、連れだって食事に行く人が多いのは何故なのだろう? 目と目での会話を楽しみたいのだろうか。

 お昼休みの終わりに車から戻ってくると、若い女性グループが会話しながらオフィスに戻って来るのをよく見かける。
 マスクはしているものの彼女たちの心理状態が自分には少しも理解できない。

 何かと世話になっている知人からある相談を持ちかけられているが、そのことになかなか時間を割けないでいる自分。
 時間もだがそれ以上に気持ちに余裕がないからだ。流行病のこともあって滅入っているせいだ。
 自分の器が小さいと思わざるを得ない。

『一月は行く』という言葉を産まれて初めて実感しているこのごろ。何もせずまま、何もできないままに毎日が過ぎて行く。
 来月も逃げて行ってしまうのだろうか。再来月はどうなのだろう? 

 月日が過ぎるのを早く感じているのは、歳を重ねて感性が鈍くなっているだけなのかもしれないが。
 このごろは毎日が同じ彩に見えて仕方がない。昨日と全く同じ今日などないはずなのに。

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今日の写真のモデルはねっこさん。