淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

観光バスへの哀愁

 車での通勤時、ある学校の前で観光バスが停まっていた。こんな時期でもバスに乗り合いして出かける人がいたのだろうか。

 先週の土曜日の夜に国道を走っていたら、何台もの観光バスがある駐車場に止まっていた。泊まっていた。
 辺りが暗かったせいもあって寂しさを感じた。

 政府が掲げた旅行や外食を促進したキャンペーンに自分は反対だったが、旅行業界全体がなくなってもいいと思っている訳ではない。
 それなりの対策や手当は必用だと考えるが、昨年の夏から行われた方法が愚策だったと今でも思う。

 流行病のせいで観光バスを保持する会社や会社が保持するバスの台数は減っているだろうし、その傾向はこれからもしばらくは続いていくのではないか。

 自分が子供のころに両親は車の免許を持っていなかった。かろうじて同居していた祖父が免許を所得していて、ライトバンを所有していた。
 6人の家族が全員で乗れるような車ではなかったので、マイカーに乗って家族で出かけたような思い出は子供のころにはない。

 そんな家庭環境で育ったこともあり、観光バスで旅行した記憶はそれなりにある。ほとんどが温泉旅行だったが。
 日本三名泉のうち、下呂草津に浸かったことがある。どちらも最初に訪れた時はバス旅行だった。
 当時はまだ高速道路があまり整備されていなかったので、草津温泉へはかなりの時間がかかったことを覚えている。

 友人とも観光バスで旅行したことがある。高校で同じ部活だった男同士3人で宇奈月温泉に泊まり、立山アルペンルートを通り抜けた。
 旅行したのは20代だったころの、ゴールデンウィーク。室堂で見た高い雪壁が印象に残っている。

 娘や妻とも観光地でバスに乗ったことがある。上高地へ向かうのに。
 大正池のボートに乗りたいと娘が駄々をこねて泣いたのが今となっては懐かしい。

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いつかの大正池

 そういえば、ここ数年は観光バスに乗って旅行したことがない気がする。
 もし、流行病が収まって時間とお金に余裕ができたらバス旅行をするのも悪くないかもしれない。
 ただ、そんな日は来るのだろうか。新型コロナは何時かは収束するだろう。
 それ以外の条件が整う方が、自分の今後の人生にとっては厳しいかもしれない。

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今日の写真のモデルはさちこさん。