昨日に続いて今日も二月とは思えないほど暖かかった。ポリタンクを持って走り回っているとネルシャツだけでも暑さを感じたほど。
四月上旬並の暖かさと値上げの影響もあったのだろう。今日の灯油の売上げ量は芳しくなかった。先週から75%ほどに落ち込み、2,616ℓだった。
あまり売れなかったのは自分だけではなかったようで、営業所に自分が戻るとほとんどのローリー車が帰車していて、給油の順番を待っていた。
自分が営業所に戻ってきたのは19:10過ぎと早かったが、後処理が終わって帰宅できたのは21:00前だった。
入浴して夕食を食べたあとにこの文章を書いている。
暖房と掘り炬燵の電源を入れるほどでもないが、どちらかで暖を取らないと少し寒い。
昨シーズンから土曜日限定でお手伝いしている灯油の巡回販売。
代金の支払いに男性が出てくることが増えている気がする。そのことには自分の言動が関係しているのかもしれない。
自分が巡回販売を担当している地域は岐阜県美濃地方。
どちらかというと保守的な地域だろう。国政選挙では自民党が圧倒的に強いことが一つの証拠。
家事のほとんどを女性が引き受けている家庭が多いはず。
自分の接客相手はほとんどが主婦だが、希に旦那が出てくる。
そんなときには自分は御主人と呼びかけることがある。するとどうだろう? そう呼ばれることが満更ではなさそうな人が意外と多いのに気がついた。
御主人が玄関から出てきてくれると、大抵はその場でポリタンクを受け取ってくれる。
主婦だと玄関や倉庫までの配達を頼まれることが多いのと違って。
だが、自分は主人という言葉が嫌い。主人の対義語が家内であるから。
その二語からは男尊女卑的な思考をどうしても連想してしまう。
フェミニストを気取っている訳ではないが、どちらも明らかに時代錯誤な言葉だと思う。
だが、そんな時代遅れな考えしか出来ない人たちが世の中にはまだまだ多いのだろう。
元首相がとても少数派だとは思えない。まだこの国では。