淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

ほどけてきた

 連休も五日目。昨日くらいから緊張が少しずつほどけてきた気がする。
 朝寝ができるようになってきたからだ。昨日も今日も明け方から何度かは目が覚めたが、9時近くまでは眠ることができた。

 今日、午後からはポートレートの撮影へ出かける予定。
 昨日はそのために、久しぶりにきちんと前ロケをした。
 ロケ地になっている公園をカメラ片手に一時間くらい散歩した。

 恥ずかしながら歩き始めて数分で足に筋肉痛を感じた。今の仕事先は車通勤なので、すっかり身体が鈍っている。
 灯油の巡回販売を終えた四月からは体重は右肩上がり。
 連休に入ってからはパソコンの前に座っていることがほとんどなので、さらに加速度がついている。

 散歩をしていると風は少し強かったが、五月らしくさわやかだった。誰もが平等に感じられるはずの五月の平和。
 よく寝て、よく食べて適度に身体を動かす。好きなことをしながらのんびりと過すことができるのは幸せだ。
 流行病のせいで他人との交流が少し窮屈になっていても。

 大人の男性同士の交流にはどうしてもお酒がつきまとう。自分の友人の中には酔わないと本音をなかなか言わないかわいらしいヤツがいる。アラフィフのオッサンになっても。
 ただ、お酒の席でのコミュニケーションにはデメリットもある。その場での言動が後になって無かったことにされることは少なくない。

 自分でもお酒を呑んで記憶が曖昧になることが多少はあるが、完全に記憶が飛んでしまったことは生涯に一度だけ。
 二十歳の時のクリスマスイブの夜だけだ。シャンパンを呑みすぎてへべれけになり、年上の女性に絡んだらしい。

 幸いにもその女性は寛大な人だったので、それ以降も態度を変えずに接してくれた。皆で一緒にスキーなどに行ってくれたし。
 今ではすっかり交流が途絶えているが、風の噂によると結婚したとのこと。

 スキーが上手くてお酒に強い。細いメンソールを吸っていた彼女は今、どこで何をしているのだろう?
 煙草はまだ嗜んでいるのだろうか。真っ昼間からお酒を呑みながら、おうち時間を満喫しているのだろうか。

 当時の彼女は行きつけの店でボトルをキープしていた。
 そのお店に自分も何度か足を運んだことがあった。マスターの人柄か居心地がよかった。

 その店の常連たちと一緒に雪遊びに行ったこともあった。
 当時のマスターは今の自分よりも年上だったが、スキーもスノーボードもマルチに滑っていた。
 マスターは自分に冬限定のニックネームをつけてくれた。『ボーゲン大王』という。

 大王からは引退したが、代わりに娘が『ボーゲン女王』になってくれた。
 今シーズンは一緒に雪遊びに行けなかったが、来シーズンこそ少しはマシになったスノーボードの滑りを娘に見せつけてやりたい。

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今日の写真のモデルは、初めましての石原あんなさん。さくらフォト撮影会にて撮影。