淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

ナビ

 仕事から帰ってきて風呂で汗を流した後に録画したバラエティ番組を見ながらビールを飲んでいたら、突然に邪魔をされたのは昨夜のこと。
 前触れもなく母が突然に訪ねてきたのだ。封筒をひとつ持って。
 新型コロナウイルスのワクチン接種の予約方法がわからないので助けて欲しかったようだ。

 ゴールデンウィーク中に友人が営んでいる理髪店で整髪してもらったときに、ワクチン接種の予約について話を聞いていたことを思い出した。両親に代わり友人が予約の手続きした体験のことを。
 その時の自分は彼の話にそれほど興味を持てないでいたが覚えていたし、思い出すこともできた。

 連休が明けたころから、高齢者へのワクチン接種がスムーズにいっていないことがニュースなどで取り上げられることが増えてきた。
 国営放送のテレビニュース番組ではある後期高齢者の男性が、苦労して電話で予約している様子を伝えていた。
 その時の自分は、電話で予約を受けている人の視点に立っていた。

 自分の実家には居候が一人いる。たいした金額も入れずに家事だけは母に頼りっぱなしの弟が。
 自分と違って弟は何をやらせても要領がよくてスマートにこなせる。そんな長所を母のためにもっと活かしてくれればよいのに。

 多少は母に愚痴ったがビールを片手にパソコンの電源を入れて、母が知りたがっていた情報を調べ始めた。
 母が手にしていた封筒を見て、厚生労働省が設置した『コロナワクチンナビ』のサイトを見た。
v-sys.mhlw.go.jp

 底辺五流のシステムエンジニアの自分が利用した感想は、お世辞にも出来がよいとは言えない。
 だが、利用者側のリテラシーにも問題があることもすぐに思い知らされた。
 母が持ってきた封筒の中に、同封されているはずのワクチン接種券が見当たらなかったからだ。ワクチンを受ける本人に尋ねてもちんぷんかんぷんな言葉しか返ってこなかった。

 それでもなんとか、実家から歩ける範囲のクリニックでワクチンが接種できること、予約はオンラインや電話ではなくてクリニックの窓口で直接申し込むことがわかった。

 これでゆっくりと晩酌の続きをはじめられると思っていたが、母はまだ何か言いたそうだった(つづく)。

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今日の写真のモデルは、初めましての千咲さん。さくらフォト撮影会にて撮影。