淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

近江路のドライブ

 久しぶりに車で遠出した四日前の日曜日。滋賀県大津市まで日帰りで出かけてきた。
 片道で130㎞ほどの距離を行きは一部高速で、帰りは全て下道で走った。

 東海大橋から岐阜県に入り南濃、養老を通って関ヶ原のルートを往復とも走った。
 以前、友人が教えてくれたルートだったが信号も走る車も多くなくて気持ちよく走れた。
 道の両側にはのどかな風景が広がり、道端では柿などが無人販売で売られていた。
 ツーリングしている人が目についたのも納得できたし、機会があれば自分もまたこの道をドライブしたいと思った。

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日曜日のお散歩ショット。

 近江路を初めてドライブの目的としたのは二十歳そこそこだったころ。
 男女数人で二台の車で分乗した。紅葉を楽しむための日帰りドライブにアルバイト先の友人カップルから誘われたので参加した。
 ひょっとしたら、グループデートと呼べるような代物だったのかもしれない。

 友人カップルともう一人の男性は自分と同じアルバイト仲間。
 友人が付き合っていた彼女が同じ短大に通っていた友人を連れてきてくれた。
 男性陣は3人だったとはっきりと覚えているが、女性が何人参加していたかの記憶はおぼろげだ。
 自分がハンドルを握らなかったこともあって、どこをどのように走ってどこに立ち寄ったのかさえも。

 同じ年ごろの女性に全く慣れていなかったし、お互いに初対面であったこともあって、その時間はただただ緊張していただけで過ぎてしまった気もしている。
 30年以上前の自分にはそんなカワイイところもあったのだ。

 自分が乗ったのは友人のマーチ。大きな車ではなかったがカーオーディオにはオーナーはそれなりにこだわっていた気がする。
 当時はまだ珍しかったCDチェンジャーが後付けされていた。

 同乗した女の子がCDを一枚持ってきた。そのCDは宝塚関係のものだった。
 秋の近江路を目指した車の中で宝塚の歌曲が何度か流れていたはずだが、CDのタイトルどころか曲名すら印象に残っていない。

 後日、声をかけてくれたカップルは別れて互いに別の相手と結婚したことは知っている。
 マーチに乗っていた友人とはすっかり交流がなくなってしまった。
 もし、どこかでバッタリ会ったら気がつけるのだろうか。気がついてもお互いに他人のフリをしたりして。

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今日の写真のモデルはEmiさん。