晩秋から初冬にかけて自宅の玄関先には落ち葉が舞い込んでくる。
近くにある公園の木々の落葉が風によって運ばれてくるからだ。
この季節になると玄関先が枯れ葉で散らかるのがキレイ好きではない自分でも気になる。
そんなことに対してもっと気にしている隣人がいたようだ。
同じ町内で行政に意見した人がいたようで、落葉を減らすことが理由でここ数年の内に公園内の二本の樹が切られてしまった。
先週の金曜日はサラリーマンの自分にとってはちょっとしたイベントの日だった。冬の賞与支給の日だった。
客先のオフィスで仕事をしながら9:00を過ぎるのを待っていた。
時間になってスマホで自分の口座を確認したときの失望感は半端なかった。
昨年の冬と今夏にもがっかりはしていたが、自分が所属している会社も流行病の影響を受けているのだと考えて自分を慰めた。
だが、今回の賞与金額には全く納得できていない。
今の会社に籍を置くことを決めた理由の一つは賞与の金額。面接時に支店長から聞いていた金額と今までに自分が受け取った金額とにはかなりの乖離がある。
支給された金額を月割りにするとガソリンが高騰しているために赤字になっている通勤金額の補填にすらならないのが寂しい。
スマホから目を離したあと、もともと低い仕事に対するモチベーションは暴落した。
こんなことなら今年も灯油の巡回販売を手伝えばよかった。
モチベーションは下がっているが、最近の自分は少しずつ仕事の生産性が上がってきている。
残業をするのをやめてみたら苦手にプログラミングのイージーミスが減り、気づきが早く多くなってきた。
時間内に離席する時間を元々の自分のペースに戻して増やしてみたら、さらに仕事のスピードが上がりだした。
日本の国際競争力の低下が顕著になるにつれて国内の雇用環境への問題提起が増えてきている気はするが、それでもまだまだ足りないだろう。
なぜ、国内の会社やそれに準ずる組織を率いる人たちに世間は甘いのだろう?
世界的なパンデミックが景気に与えている影響が少なくないのはわかる。
だが、会社の経営者だってプロ。しかも、自分が身を置いている業界はパンデミックのダメージは比較的に軽いはず。
払う物を十分に払えないことに経営者としての矜恃を彼らは持ち合わせてはいないのだろうか。