淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

平等

 週末は久しぶりに三連休だった。金曜日は有給休暇を取ったので。のんびりできた時間もあと少しで終わる。

金曜日のお散歩ショット。

 7月8日は母親の誕生日。
 例年、その前後の土曜日には身内で食事をすることが多い。

 父親が元気だったころには浩養園へ行くことが恒例だった。母は野外で食事をするのが好きだからだ。
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 父親はガンを宣告されてからも、死が迫ってきてもお酒を手放さなかったほどの酒が好きだったが、母親もそれなりに呑めるほうだ。

 今年は母親の希望で名古屋市栄に新しくできた『マルエイガレリア』のレストランフロアにある『ウォンシャチキンプレミアム』へ弟と三人で出かけた。
 フロア内は若い女性客が多かったので、自分たち三人は雰囲気に馴染めていなかっただろう。
 それでも、母親はそれなりに楽しんでくれたように見えたのでよかった。新しいものに興味を持つところは70歳を超しても相変わらずだ。

 スーパーのフードコートとあまり変わらないような落ち着きを感じない店内だったが、三人がそれぞれに酔うとあることが会話の中心になった。会話の中心になったのは安倍晋三元首相が銃撃された事件についてだった。
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 三人の意見で共通していたのは、彼ほど好き嫌いが別れる政治家は珍しいということ。
 首相だったころには母親はぼろくそに言うことが多かったのに、昨夜はちょっと違った。
 職業スキル、占いによる分析によると内面は優しい人だったかもしれないと、口にしたのにはちょっとびっくりした。

 ただ、それでもテレビがその事件にジャックされたことには不満を口にした母。それが一年に一度の自分の誕生日だったことも。
 母にとっては唯一の情報源でもあり、数少ない楽しみでもあるテレビが、特定の事件に関したことばかりを放送し続けていたら、退屈なのがある程度は理解できるし、しかもそれが自分の誕生日だったら気分もよくなかっただろう。

 自分はその事件に関してはほとんどテレビで見ていない。
 ある民放アナウンサーがその事件についてどのようなコメントをするかが気になってはいたのだが、睡魔に負けてその番組を見ることなく寝てしまったほどだ。

 毎日毎日、誰かがこの世に生まれて誰かはこの世を去っていく。
 今日という日が誕生日である人もあれば、命日になる人がいるのも当り前のこと。一人一人の命の価値が平等であることと同じで。

今日の写真のモデルは、初めましての水湊真白さん。