システムエンジニアの仕事に従事して20年。
その間にパソコンのOSやアプリケーションなどが何度もversionが変わってきた。
新しい言語やソリューションなどを覚えるのは大変だが、今まで使っていたものが地味に少しだけ変わるのも意外と厄介だった。
システムエンジニアになったころはWindows 98を普通に目にした時代だった。
今、歳が若いエンジニアにWindows 98やWindows Meのことを聞いてもちんぷんかんぷんだろう。
ExcelやWordなどのオフィスソフトのファイル拡張子もそのころは今と違って3桁。拡張子だけでなく、細かな仕様もかなり変わってしまった。
もちろん、よくなった点も多いのだが、なかなか新しくなった箇所を自分は使えなくなってきている。
ポートレートの撮影をはじめてから、プライベートでパソコンを触る時間が圧倒的に増えた。
自分は仕事以外ではあまりパソコンを触らなかったがどうやら少数派でもなかった気がする。
そもそも、自宅にパソコンを持っていないという強者のエンジニアにも何人か出会ったことがある。
SNSのアカウントを持っていないシステムエンジニアもそれなりにはいるだろうし、かつての自分もそうだった。
撮影データの現像作業に自分が使用しているアプリは『Lightroom Classic』。Adobeの製品で、全ての性能を使い尽くせないほどによくできている。
www.adobe.com
買った書籍やYouTubeで独学しているのだが、少しは使えるようになったと思ったら、『Lightroom Classic』はバージョンアップされる。
先週にまた、新しいバージョンになったことで、撮影したデータの現像がまたさらに遅れはじめた。
自分がよく使っていた処理をするためのキーボードとマウスの操作が変わってしまったためだ。
理想としては撮影してから一週間以内には現像作業を終えて、撮影させてもらったモデルさんに写真を送りたいと思っているが、実情はなかなか厳しい。
今のペースだと一ヶ月くらい以上先になってしまいそうだ。彼女たちには申し訳ない。
新しいことへの対応力が低下していることを思い知らされている、アラフィフの今日このごろ。
興味あることだけでも時代に置いていかれないように、まだまだあがき続けたい。
自分が参加している同人誌が次号で終わる。
今まで同人誌の主催をしていた方に贈り物をすることについて、何人かの同人たちと話し合っている。
同人の一人一人をチェキで撮り、メッセージを書いて贈ることを提案したのだが、却下されそうだ。
シニアの彼女らにとっては、見たことも触れたこともないことが理由のようだ。
チェキなんて、若者からしたら古ささえ感じるものだと思うのだが、
自分もそんな年寄りになってしまうのだろうか。それもそんなに遠くない未来に。