淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

立冬を過ぎて

 立冬を過ぎたのに昼間は暖かい日が続いている。木曽川を渡った美濃路でも、昨日の昼間は暖かさを通り越して暑かった。
 朝に羽織っていたウインドブレーカーはすぐに脱ぐことになり、Tシャツ一枚で仕事をしていた。

 11月とは思えない暖かさもあったのだろう。昨日の灯油の巡回販売の売上げは1135ℓ。
 穴の空いたジーパンを履いていなかったせいもあったのかもしれない。先輩たちによると、哀れみを買うような格好をしている方が売上げは上がるらしい。
 油売りのプロフェッショナルたちから言わせると、客からの差し入れで暮らせるようになって一人前らしい。
 ちなみに昨日の自分への客からの差し入れは飴ちゃんが二つだった。

 桐油の巡回販売は今シーズンで3期目だが、昨日ははじめてのお客さんが何人もいたのが新鮮だった。
 先週、顔を見なかったお馴染みさんの何人かも顔を見ることができたのでほっとした。彼女たちは他人のはずなのに、どこかで安否を気にしている自分がいる。

 彼女たちから見た二年ぶりのマスヲは太って老けたらしい。中には増えた体重を正確に当てた婦人もいたのには驚いた。
 時間が流れてもおばあちゃんはおばあちゃん、おじいちゃんはおじいちゃんのまま。
 だが、オッサンはおじいちゃんに近づいてしまう。

昨日の仕事中のワンショット。どことなくジブリっぽくないですか。

 自分の担当エリアの風景は一昨年と比べるとかなり変わった。
 人が住んでいる気配がない家、売りに出されている家や土地などの不動産が増えたし、貸家の看板もよく見かけるようになった。買い手はともかく、借り手はいるのだろうか。

 この仕事のお手伝いをはじめたころは、担当エリアのどこかに住むのも悪くない気がしていたが、今ではそう思えない。
 自分の今の本業であればテレワークで仕事ができることが増えてきたので、それらのエリアに住むことをリアルに考えることができるようになったからなのかもしれない。

 名古屋市内と比べても夏は特別に涼しいことがない割に、冬の寒さは厳しい。
 目を奪われるような風景を日常的に楽しめる訳でもない。
 団地なのにコンビニすらないので買物にはかなり不自由するだろう。
 ただ田舎で不便なだけの場所なのだ。

 宅地造成されたままで買い手が見つからなかった空き地が荒れ地になりはじめているところもある。
 それらの土地はこの先、誰がどのように管理していくのだろう? 個人や法人で手に負えなくなったとしたら、行政が担わなくてはならないのだろうか。

今日の写真のモデルは福原さくらさん。