淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

しがらみ

 仕事中にリフレッシュしやすいのがテレワークのいいところ。
 大した仕事はしていなかったけれど、パソコンに向かっているのが嫌になった今日の午後。
 気分を変えようと庭に出ると、回覧板がポストに入っていたので目を通すと、次のお宅に持って行くことにした。

 その間、TeamsやZoomで呼び立てられることはもちろんのこと、スマホに電話がかかってくる可能性もあったので、回覧板だけを持って出かけた。
 自宅の隣は今、新築中。外観はほぼできあがっているように見える。扉や窓などもはめられていて、外壁などに隙間はない。

 その家にどんな人が住むのかを知らない。
 地鎮式には夫婦らしき二人が参加していたということを噂で聞いただけだ。
 今時、名古屋市内で土地を購入して注文住宅を建てる気になった人とはどんな人物なのだろう?
 ひがみがあるのかもしれないが、顔を知らないお隣さんに対して今のところはよい印象を抱けないでいる。

 新築中の家の前を通り過ぎると回覧板を届け先の御主人はマイカーのまわりを掃き掃除していた。
 公園が近いので特にこの季節は枯れ葉が舞い込んでくるからだろう。自分の家の駐車場や庭にも枯れた葉やゴミが風で運ばれてくる。

 回覧板を御主人に渡そうとすると自分の姿に戸惑っていたようだったので、テレワークで仕事をしていることを話した。
『それはいい』と彼は言ってくれた。働く上では人間関係に一番苦労するからテレワークは楽でいい、というようなニュアンスのことも。

 サラリーマンとしてかなりの出世をしたらしい御主人。そんな彼でも会社内の人間関係には苦労したことが伝わってきた。
 ささいなことから会話が弾んで話し込んでいると焼酎は呑めるかと聞かれた。はい、と答えると御主人は家の中に入って一升瓶を持って戻ってきた。
 彼が下戸ではないことは知っていたが、焼酎が好きではないようで自分に譲ってくれた。

 自宅に戻ってパソコンとスマホを確認すると自分への連絡はなかった。
 本業の現場では今日が仕事納めだということもあってか、この後は何事もなく無事に定時で作業を終えることができた。

 仕事を終えると車で出かけた。チューンナップに出していたスキー板とスノーボードを受け取るために。
 店に着いて、できあがった板を受け取るときにショップのオーナーが次のようなことを口にした。ショップのステッカーは貼っていない、と。

 スキークラブや連盟などに参加すると、その中のコミュニティでは道具などに関してつまらないことを言う人が多いようだ。
 お客がそれらの場所で悪い想いをしないようにとステッカーを貼るのを辞めたとのことだった。

 スキーの1級に合格したら、SAJ(全日本スキー連盟)に登録しなければならないが、連盟内の人間関係では煩わしいことが少なくないことをオーナーから教えてもらった。お客からいろいろと聞かされているのだろう。
 なんとか2級に合格できた自分がそんなことを心配する必用はないのかもしれないが。

今日の写真のモデルはつきさん。