淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

点一

 少しでも余裕があると思えるサラリーマンは副業をした方がよい、と最近になって確信した。
 二十歳前後までフリータをしていたこともあって、仕事を掛け持ちするのは特別ではないし、優れたメリットがあると思い続けていた。
 ただ、そのメリットを明確に誰にも答えられないでいたが、ようやくその答えにたどり着いた。

今日のお散歩ショット。

 昨日は一昨日に続いて副業に従事した。公園掃除のボランティアへ出かけた後に。
 昨日と今日は正月明けの売り上げピーク日になることが予想されていたこともあって、昨年末から営業所長にお願いされていた。
 ただ、仕事の内容はいつもと違った。灯油の巡回販売ではなくてローリー車の回送だった。

 営業所から遠くの場所が担当になっているドライバーに灯油が満タンになっているローリー車を乗り替わってくるのがメインの仕事だった。
 小牧市から岐阜市まで二往復して、一人のローリー車に900ℓの灯油を分けて、二人とローリー車を乗り替わった。

 毎土曜日、他の売人たちと話をすることは意外と少ない。入庫した後の事務的な後作業の時に一緒になった人と話すくらいだから。
 自分も彼らのことをよく知らないが、それは相手も同じはずだった。

 昨日の仕事をする上で、そのことが少し気になっていた。休みを返上して彼らの手助けをしているのに、嫌な態度を取られたらやっぱり気分は悪い。
 だが、それは全くの杞憂だった。皆、感じがよかった。
 ローリー車の回送作業が初めての経験だったこともあって、決してスムーズではなかった。
 三人を待たせてしまうことになったのにも彼らは優しかった。

 疲れているのは伝わってきたが、それ以上に自分を有難がってくれていたのがわかって、ほっとした。休日を返上して働いてよかった。

 11:00前から16:15くらいまで休みなく働いた三連休の中日の日曜日。
 白バイがウロウロしている名岐バイパスを抜けて、加野、日野、芥見までを走った走行距離は70㎞弱。
 岐阜市内は自分がイメージしていたよりも広かった。

 彼らの感じがよかったのは、仕事上でお客に承認されているだけでなくて、感謝もされているからだろう。
 もちろん、客はいい人ばかりではないし、仕事だから辛い思いもするだろうが、それらのバランスが絶妙な気がする。

 ますます、厳しい世の中になってきてはいるが、正業だけで日々に必要なお金を稼げているサラリーマンが大半だろう。
 だが、それだけでは接する人や参加するコミュニティは限定されてしまうのはかなりのデメリット。

 ボランティアの経験がなければ、ボランティアに参加するのも悪くない。
 出会う人の幅は広がるし、人がお金だけで動いていないことに気がつくこともできる。

 それでも、自分の経験ではボランティアにも欠点があることを感じている。それぞれがお金を得ることができないこともあって、一円もかけていない麻雀をしているような感覚が時々するのだ。

 友人同士で麻雀をするときのレートは点一が好き。
 大勝大負けしても喧嘩になりにくいし、場がそれなりに真剣になるし。
 副業の稼ぎはレートを下げて探した方が、仕事の内容やそのことで得られる経験はずっと広がるはずだ。

今日の写真のモデルははなみんさん。