淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

雨降る

 最近、古内東子の『雨降る東京』が素敵に感じるようになってきた。『雨降る東京』はアルバム『魔法の手』に収録されている一曲でリリースされたのは1998年。
 このアルバムを買って聴いていたころは、まだ独身だったこともあってか曲の歌詞に全くひかれなかった。

昨日のお散歩ショット。

 天気予報通り、昨日は朝から雨。真冬であるはずなのだが雨が降っても暖かかった。
 土曜日だったので灯油の巡回販売のために早起きしなくてはならなかったが、いつも以上に今朝は起きるのが辛かった。
 本業のシステムエンジニアとして、一昨日と昨日は在宅ではなくてオフィスに出勤していたからだ。
 対面で誰かとコミュニケーションを取りながら仕事をすると、変なところまで気を使ってしまうせいか、気疲れしてしまう。
 出勤先のオフィスは名古屋市中区にはあるが、地下鉄の駅からは至近ではないことも尚更だった。

 雨の日の外仕事は荷物が増えるために、出勤するための準備に時間がかかる。
 昨日も傘と合羽はもちろん、タオル、靴と靴下の替えも用意したし、準備したそれらは役にも立った。

 雨天時は灯油の売れ行きは芳しくないのだが、昨日は違った。
 雨が強く降っていた午前中はよく売れた。昨年の雪が降ったクリスマスイブに少し似ていた。
 ポリタンク一個だけを買い求めようとする一見さんに何度も呼び止められた。
 久しぶりに降った雨のせいで、外出するのを躊躇ったお客が多かったのだろうか。

 午後に雨が上がると売上げが落ちていったのは何だったのだろう。
 昨日の売上げは2,546ℓ。天気がよかった先週よりも売上げ量は増えたが、雨のせいで仕事はし難かった。

 仕事で雨に濡れるのは昔から大嫌い。初めて社員になった時のことがトラウマになっていたのかもしれない。
 その時の会社の社長は雨が降ると、自分たち社員のことよりも商品が濡れないようにと叱責された。
 ひょっとしたら社長なりのキツい冗談だったのかもしれないけれど、少なくとも自分はそんな風には受け取れなかった。

 昨日、お客からは何度も次のような言葉をもらった。雨が降って大変だね、と。
 同じような言葉でも自分に響く時もあれば、響かないこともあった。
 ただ、自分は次のように思っている。言葉には発した人の人格が宿ると。

 昨日は雨に濡れながら仕事をしていてもテンションが落ちなかった。
 昔の社長のせいで抱えていたトラウマを少しだけ克服できたのかもしれない。
 歳を取ったせいで、鈍感になってきただけだったりして……。

今日の写真のモデルはかのんさん。