雲は多かったが時折、陽が差すような一日だった今日はバレンタイン。
娘からチョコレートをもらったことがないのは、出来損ないの父親だからなのだろう。
今朝の目覚めは昨日よりはマシだったが、時間が経つにつれて身体の調子は悪くなっていった。
右耳の中を誰かに触られているような感じがしてきたし、午後からは軽い頭痛も覚えた。
昔からの友人の進言もあって、午後にクリニックの診察を受けた。
診察中のカウンセリングで金曜日のことを話すと、医師は目を見開いていた。かなり驚いていたように自分には見えたが、患者のための演技だったりして。
それはともかく、医師からは休職することを勧められたので素直に了承した。受け取った診断書には『急性ストレス反応』と書かれている。指示された休養期間は2023年3月31日までだ。
今回のハラスメントで受けたストレスによる心身の不調が会社でどのように扱われるかが今後は焦点だ。私傷病ではなくて公傷病で扱われるかが気になる。
仕事をしている最中に他の会社の社員から浴びせられた心ない発言によって自分は傷ついた。
今の現場に参加してなければ、あのオバチャンプロジェクトマネージャーとさえ一緒に仕事をしなければと、どうしても考えてしまうから。
別の友人からは次のような言葉もかけてもらった。働き過ぎの自分に神様がご褒美にお休みをくれたのだと。
この言葉は嬉しかったし、ちょっぴりほんわかした。
この友人は歳上。数年前に女上司の言動に耐えかねて定年前に仕事を辞めていたことを思い出した。そのころの彼も辛かったはずだ。
ちなみにこの友人は羨ましいほどの資産があったこともあってか、退職してからはFIREしていた。しかも、その間に家を新築していた。遊びに行ったことがあるが、猫のための遊び部屋があるほどの家だった。
のんびりするのに飽きたのか数ヶ月前からコストコでバイトをしていることを、近々には聞いている。
お金のことを気にしないで働いているせいか、仕事のことを楽しそうに話してくれたが、自分は未だにコストコに行ったことがない。
クリニックからの帰りにふと思った。
将来、自分の娘がハラスメントを受けたりはしないだろうかと。
自分よりはタフな気がするが、それでも自分の子供には少しでも理不尽な目には合わせたくない。
出来損ないでチョコレートをもらえない父親でも、そう思えるのが不思議な気もするけれど。