昨夜の20時過ぎにのぞみから名古屋駅のホームに降りただけでもほっとしたが、自宅が近づくにつれて懐かしい気持ちになった。
六日ぶりの名古屋と自宅。たった、六日。されど六日だ。
自宅に上がると先週の日曜日に家を出た時と何ら変わりはなかった。あたり前のことなのだが、不思議な感覚だった。
自分が東京の品川で過ごしていた時はあまりにも早く時間が流れていた気がしたから。
ホテルで七泊したこともあって、少しは品川での生活にも慣れてきた。自分なりの一日のリズムもできてきた。
6時過ぎに起床して朝風呂かシャワー、着替えて朝食を食べて7時40分過ぎに出発する日が多い。
先週泊っていたホテルから仕事先まではバスで10分ほど。7時40分過ぎにホテルを出ると8時ごろには現地に着く。
現地に着くと毎朝、検温を受けてから講師控え室に入室して、すぐに受講生たちへ講義する教室へ向かう。
教室に入ると自分が使用するパソコンの電源を入れて、講義に使ういくつかのシステムやツールを立ち上げて動きを確認し、同時に検温してもらった自分の体温もシステムへ入力する。
この仕事について事前に聞いていた時には講師の仕事は8時30分からの朝会までに出勤すればよいという話だったのは、何だったのだろう。
その時間に出勤している講師はほとんどいない。
自分が早く出勤している主な理由は早出して不明な箇所を聞いてくるかもしれない受講生への対応のため。
講義をするメイン講師は講義のための準備で余裕がないことがわかったからだ。自分はサブ講師だがコンビを組んでいるメイン講師は毎日、朝の7時には近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら、その日の講義の段取りを考えていることを聞いたからだ。
今週の水曜日くらいからは受講生同士の理解にかなり差が出てきた。
Java未経験者にとって講義の内容はかなり多く、スピードもかなり速いので、あたり前かもしれない。
大学や専門学校などでITに関することを学んでいない新入社員だったら大変だろう。
彼らなりに必死に取り組んでいるとは思うが、8時に早出して勉強しようとしている受講生は今のところはいない。
日中は講義と演習(プログラミング)。1時間のお昼休みだけでなく、何度か10分程度の休憩がある。
ちなみに自分の毎日の昼食はコンビニのおにぎり2個。それ以上に食べると眠くなるからだ。
講義は17時まで。17時30分に受講生たちは解散になる。
1時間は居残り学習ができるのだが、自分たちの受講生が居残ったのは一日だけだ。
彼らが早出しても居残っても、こちらの作業は増えるが受け取る対価は変わらないので複雑な心境だ。
実際、彼らが帰った後にも講師の作業はそれなりに残っているので。
講義室を出てホテルに向かう時間は18時30分から19時くらいまでの時間。
ホテルへの帰りは都心の夜景を見ながら歩いて帰る日が多い。
夕食は帰りに立ち寄って食べる日もあれば、ホテルの部屋に戻ってから、また外出する時もある。
お酒を呑んだのは二日だけ。ある夜はハイネケンの小瓶を一本、ある夜は350㎖の缶ビール一本だけ。
おかげでこの一週間で少しだけベルトに余裕がでてきた。