今年のゴールデンウィークはカレンダー通り。5月1日と2日は休みだと思いこんでいたが、仕事だということに直前の先週に気がついた。
前の週に泊っていたホテルの予約をすんなりと取ることができたのは幸いだった。
名古屋と東京の品川に行ったり来たりしながらの暮らしも昨日までで約二週間。
そんな暮らしの中で気がついたことをいくつか書き綴りたい。
品川という街は新しさと懐かしさが融合した街。
品川駅近辺は新しいビルが多く建っていて、今も様々な建物が建設中だ。
リニアの起点になることも関係しているのだろう。
ただ、駅から旧東海道方面に歩いていくと下町らしい光景がまだまだ残っている。
スナップやポートレートを撮りたくなるような素敵な路地や小道も多い。
品川のコンビニ、飲食店やホテルのフロントなどのサービス業で見かける従業員のほとんどは外国人だ。
自分が住んでいる名古屋の街中でもその傾向は強いが、品川で自分がコンビニを利用した時に対応してくれた店員は全て外国人だった。
自分たち日本人の様々なことへの無関心や、自分たちのまわりのことだけを考える人間が多くなってしまったばかりに、他の国と比べて日本の相対的価値は急降下中。現在も底は見えない。
その一端は円安にも垣間見えるのではないだろうか。
このまま円安が続けば、海外から来てまで対外的に低い価値しかない円を取得したいと考える労働者はいなくなってしまう可能性は高い。
時代とともに、世界はますます狭くなっていくのだから。
逆に品川を訪れている海外のツーリストはごく自然に見かけるし、自分が利用している安ホテルにも結構な利用者が居るのに、当初は驚いた。
彼らの母国の物価から見れば、泊っていたホテルはどれほど格安なのだろう?
朝の出勤中に父親が子供たちを学校などに送っている光景をよく見かける。
電車やバス、自転車の後ろに乗せてペダルを漕いでいるのも、朝は父親ばかりだった。人種や国籍などの影響もなかった。
東京で暮らしていると夫婦共働きはあたり前のことなのだろう。
名古屋よりも東京は人が多く集まる街なので、少しだけ期待していたことがあったが、今のところは期待外れ。
自分の気持ちが奪われて動揺するような魅力的な女性にすれ違うことくらいはあると思っていたのだが、今のところは仕事以外で動揺したことはない。