淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

裾野を広げるために

 コロナ禍以前に戻っていることが増えてきた。
 コロナに罹患して苦しんだ自分にとっては微妙だが、多数の人にとっては喜ばしいことなのかもしれない。

 先日の日曜日、友人と二人でカメラ量販店のトップカメラが主催した春の大撮影会に参加してきた。コロナ禍以前はカメラメーカーの協賛を得て春と秋の年二回、催していた撮影会に。
 このblogを書き始めたばかりのころに大撮影会に参加したことがきっかけで、自分はポートレート撮影という趣味を一つ増やすことができた。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 参加料金はオッサン同士が居酒屋で浪費するよりも少ない金額。
 参加料金だけで協賛メーカーが用意したカメラを試せるのは魅力的。久しぶりに自分が参加した理由もその点だった。
 Nikon最後のレフ機になりそうなD780を試したかったからだ。
 ネット上のレビューの評価は悪くなかったし、Fマウントのレンズを二本とD610を持っているので、買換えカメラの候補としてポートレート撮影の場で使ってみたかった。

 参加を決めると友人の何人かに声をかけた自分。その中にはカメラを持っていない友人もいた。
 素敵な女性を撮影することの楽しさを少しでも知って欲しかったからだ。

天気予報では曇りだったけれど、雲が少なくて暑い日でした。

 当日、大撮影会がはじまってすぐに感じたことは、参加者が減っていたことと参加者の年齢。
 若者と呼べるような参加者はほとんどいなかった。平均年齢は50歳以上だったのではないだろうか。
 若い女性モデルをおじいちゃんたちが囲んで撮影していた光景を第三者が眺めたら、どのように思っただろう?

 コロナ禍であらゆるものが二極化した、ひとつの現れかもしれない。
 一眼レフやミラーレスカメラを購入することはもちろん、買おうとすることさえ、今の世の中ではかなり贅沢なのかもしれない。

 少子高齢化だけでも、日本国内のあらゆる市場は確実に狭くなっているが、それ以上に持っている者と持たざる者の差の乖離がますます拍車をかけている事実がある。
 企業などの組織だけでなく、我々一人一人もそんな事実を見てみないふりをして久しい。

 もともと、ニッチな趣味であるポートレート撮影。
 それによって潤っていたはずの関係者たちは、今の状況を打破するためにもっといろいろと工夫するべきではないだろうか。

 その他にも感じたこと、考えたことが多々あった日曜日。
 おかげでリフレッシュはできた気がする。
 少なくとも自分にとっては趣味を持てたことは有意義だったし、これからもそうだろう。

 NikonのD780を借りることができた自分はラッキーだったが、一緒に参加した友人はCanonのミラーレスカメラを試せなかった。メーカーが用意していたカメラの台数は明らかに少なかったからだ。
 Canonは少なくとも二人のカメラマンの不評を買ったことを記しておく。

今日の写真のモデルはなるなるさん。