淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

東へ西へ

 東京での講師の仕事も一休み中なので、月曜日から一泊の旅をしてきた。東京と反対方向の京都と大阪まで。
 梅雨らしく両日ともに天気はよくなかったが、出かけてよかった。
 30年来の京都に居る友人と食事をすること。大阪ではポートレートの撮影を楽しみ、嫌な思い出を上書きすることが目的の旅だった。

 講師の仕事をはじめてから、プライベートでのんびりできた時間は少なかった。
 講義の準備はもちろんのこと、名古屋と東京を行ったり来たりするのにも時間が費やされていたから。
 五月はほぼカレンダー通りにしっかりと働いたので少しくらいはのんびりしてもバチは当たらないだろう。

月曜日に宿泊したホテルのロビーより。

 月曜日に宿泊したのは京都市内、三条にあるホテル。
 昨年も五月にプライベートで京都に宿泊していたが、その時よりも快適に過ごせたとホテルだった。
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 ホテルのチェックインを先に済ませてから、友人と待ち合わせをしていた二条駅地下鉄東西線で向かった。
 二条城を観光したことはあったが、二条駅を利用したのは今回がはじめて。
 暗くなっていたこともあるだろうが、二条駅周辺にはあまり観光ムードを感じなかった。

 19時過ぎに友人と合流。友人が目星をつけていた居酒屋に向かったが、目的の店は見つからなかった。
 コロナの影響で閉店してしまったのかもしれない、と友人は口にした。
 かわりに、鉄板焼きが楽しめる居酒屋の暖簾をくぐった。

 自分たち以外の客は一組。しかも、しばらくすると彼らは店を出ていった。
 月曜日から泥酔するまで呑むような人間は、世間では多くはないのだろう。
 男性の店主一人が切り盛りしている店だったので、それくらいの方がオーダーも早く出てきて、自分としては快適だった。

 自分たちはほどよく酔っ払ったので、店を後にしようとすると店主が話しかけてきた。
 彼が口にしたことは京都市政への不満だった。彼が話した内容に同意できる部分は少なかったが、飲食店で他人が政治の話をするのを久しぶりに聞いた気がして、新鮮だった。

 それでも、彼の話はなかなか終わりが見えなかったので、話を遮るようにして河岸を変えた。
 駅へ戻るまでの途中に天下一品があったので入店した。から揚げをつまみにチューハイを飲んで、締めにはラーメンを食べた。

 二人で飲んだにしては、早めに切り上げた夜になった。自分はともかく、友人は翌日も仕事だったからだ。
 ホテルに戻って日付が変わる前には眠りに落ちたように思う。(つづく)

今日の写真のモデルはまりさん。