淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

強く疲れているのは

 四月から引き受けていた講師の仕事を全て終えて、昨夜に名古屋に帰ってきた。

 乗っていたのぞみが博多行きだったこともあり、水曜日だったのに車内は混雑していた。
 自分の席は三人掛けの真ん中のB席。
 両側の乗客が素敵な女性だったらよかったのだが、キャバクラのような素敵なことが起こることはなかった。

 どちらもオッサンで、特に通路側の乗客は粋なヤツだった。座るやいなや山盛りの焼き鳥を開封して、車内に匂いを漂わせた。
 ワイヤレスイヤホンとスマホで動画を楽しみながら、缶ビール数本とハイボールをたちまち空けた彼。
 飲み足りないのが自分にも伝わってきたが、残念ながら自分は素面でお酒は持ち合わせていなかったので、彼に高く売りつけることはできなかった。

 車内販売が自分たちの席に近づくと、ヤツはハイボールとミックスナッツを買ったが、すぐにそのハイボールは空になった。
 もう一本、買わなかったのは何故だったのだろう。
 自分は水だけを口にして小説を読んでいたが、何度か寝落ちした。
 今までの緊張が解けていたのかもしれない。

最後の講義場所は最初に戻って品川でした。

 自分が最後に担当した講義内容は、企業の情報部員の新人についてのレクチャーの入門編。
 ある会社と医療法人の情報部で働いたことがある自分が講師として担当したのは適当だったのではないか。
 受講生たちに何かを語っても、それなりには説得力があったのかもしれない。

 技術的に深く突っ込んだ内容はほとんどなかったから、講義のための準備の負担も軽かったのは助かった。
 だが、サブ講師として講義を聞いていると眠くなることが多かった。

 受講生たちは大変だったのではないか。
 たった五日間でICTの全般的な知識からデータベースやJavaまでを学ぶカリキュラムだったから。データベースは半日、Javaを学んだのは1日だった。

 三ヶ月弱、はじめての講師をなんとか終えた。
 いたらなかったことは多々あったとは思うが、自分自身にはギリギリで合格点をつけてもいいと思う。
 メイン講師を務めていた講師たちの何人かを見ているととても太刀打ちはできないと感じたが、自分にとって反面教師になるような講師も少しはいた。

 講師を経験してみてよかったが、やはり仕事なのでストレスはそれなりに溜まっている。
 独り言が増えたし、久しぶりにホテルでの夜にうなされたこともあった。

 来年も同じような機会があったら引き受けたいとは思っているが、その前に今はのんびりしたいのが本音。
 珍しく真面目に仕事をしたからだろう。強く疲れているのを自覚しているから。

今日の写真のモデルは栞さん。