『やぶからスティック』になぜかはまっている、今日このごろ。
かなり昔のギャグなのに、なぜなのだろう?
テレビかラジオで久しぶりに耳にしたからだとは思うけれどはっきりしない。
ただ、それなりに自分も歳を取ったことで、人世はやぶからスティックだらけだと思えている。
最近で一番のやぶからスティックに出くわしたのは、ゴールデンウィークのまっただ中。
お昼に冷やし中華を食べるために自宅のキッチンで調理しているとスマホに着信があったので出ると、相手は中学校からの友人だった。
東京から名古屋に帰ってきて、のんびりと自分が好物を味わいたいと思って準備している時だった。
友人は唐突に自分が妻と離婚した時の経緯をたずねてきた。妻と家庭裁判所や弁護士を介して別れたかどうかを友人は知りたがっていた。
それなりにデリケートなことだったので休日の真っ昼間にしかも電話で気かれるとは思っていなかったことだったが、戸惑いながらもそれなりに丁寧に答えたと自分では思う。
ただ、そのときに感じた戸惑いは自分の中でずっと引っかかっているし、自分が彼の立場だったらお酒の場でグラスを傾けながら聞くのではないか。
一昨日の夜の土曜日、名駅で小学校からの友人4人と呑んだ。
そのうちの1人は奥さんが病気を患っていたこともあって、久しぶりの再会だった。彼の妻の病状は快方に向かっているのは何よりだった。
お互いに初老にもなれば、身の回りではいろいろなことが起こる。
昔の仲間がそれなりの人数で集まって呑むと、明らかに若かったころと話題は変わってきた。
ただ、その中には酒が不味くなるものもある。
みんなで一緒に旅行や風○に行くとか行かないとかの話やお金の話だ。特にお金に関しての話は勘弁して欲しい。
互いの年収やマイホームやマンションの購入価格やローンの残金などを根掘り葉掘り聞くヤツが出てくるのはどうしてなのだろう。
それらの話をされると自分は酒が不味くなるだけだ。
逆に酒が美味しく感じる話題もあるが、近年で一番印象に残っているのは互いの不倫の経験有無の暴露だった。
ある年の昔のバイト仲間の忘年会で6人が集まった夜、そんな話に流れていった。
秘密の恋を楽しんだことがあったら挙手することになっていたのだが、2本の手が挙がった時の盛り上がりは未だに覚えている。
彼らの秘密の恋の相手はどんな人だったのだろう?
ちなみにその2人は著名人ではないので文春砲に撃たれることもなく、奥さんとも別れていないようだ。