淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

夏休みの一日

 世の中、まわりを振り回す人と振り回される人に別れていると思う。
 20年の結婚生活中は元妻に自分は振り回されていたし、別れた後も僅かだが続いている。
 今は娘が一番、彼女との接し方を悩ましく思っているのではないだろうか。

 お盆休み中になって一番の早起きをした昨朝。
 世界中で自分が一番いいなりになっている女性が娘を7:30に送ってきたからだ。
 寝ぼけ眼だった自分は娘に朝食を食べたかをたずねるとまだとのことだったので、冷麦を茹でて一緒に食べた。

 朝食前から夕食後まで娘と一緒に過ごした夏休みの一日。
 娘が通っている塾がお盆休みで元妻は仕事のために預かって欲しいとLINEで連絡を受けたことがきっかけだった。
 今年の連休前、娘が家出してきた時に少しだけ勉強を見たことが少しは信用されているのかもしれない。
 ただ、勉強することは娘本人の問題。親でも見守ることしかできないことが、うっすらとわかってきた。

 一学期、少しは頑張ったようだ。学校長との面談は免れたと、娘は話してくれた。クラスでビリだった順位も少しだけ上がったとのこと。
 ただ、スマホを手放さずに押しの情報をひたすら集めて見ている様子は相変わらずだった。

 朝食後には墓参り、午後には往復で2時間ちょっとの果樹園までのドライブをする意外の時間は自宅に引き籠もっていた。
 彼女がスマホタブレットを弄っている間、自分は本を読み、疲れたらうたた寝をした。
 そして時々、二人で会話をした。
 会話の内容はとりとめもないことが多かったが、彼女が微妙な年齢になってきたことを感じるものも少なくなかった。

 ホストクラブやキャバクラに興味を持ったようで、それらの店についてもいろいろな角度からの話をした。
 かつて自分が文章で身を立てることを望み、キャバクラ雑誌の編集部で働いたがすぐに挫折したこと。独身時代にキャバクラに勤しんで通ったことなども。
 言葉を選べばこれくらいのことは話すことができるような関係性が築けているのかもしれない。

 アルバイトに興味が出てきたことも聞いた。エスカレーターで進学する高等部では禁止されていて、そのことに少し不満を口にした彼女。
 アルバイトをすることは悪いことばかりではないと話した後に、自分はある人の持論をそのまま引用して諭した。『若い女性がお金にこだわりすぎるのはよくない』と。

 彼女たちが生きている時代は自分たちが生きている時代よりもずっと厳しいのは容易に想像がつく。
 ただ、お金に振り回されている人を魅力的に感じることは皆無だと思う。どんな時代であっても。

今日の写真のモデルは、初めましての希さん。