淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

沖縄への想いから

 インスタをぼんやりと見ていると、近づいてくる台風のせいで沖縄に行くのを辞めたというストーリーが目に入った。
 年初には今年こそ沖縄にと強く思っていた自分だが、今年も行かない可能性が高くなってきた。
 自分が沖縄へ行く決意がつかない理由がわかった。認めたくはないがケチだからだろう。
 自分がケチである要因は先天的なこともあるだろうが、後天的な部分の方が多い気がする。その理由にやっと今日、気がついた。

 自分が働きはじめたのは1990年代。バブルの残照が残っていたころにフリーターとして働きはじめた自分。
 仕事仲間たちは気前がよかったメンバーが多かったし、今でも付合いがある彼らの多くはあまり変わらない。

 20代前半でフリーターを卒業して社員となって働いた。
 勤めた会社の業種は生花の卸業界。同業他社の社員たちは豪快な遊び方をする人が珍しくなかった。
 自社の会社の慰安旅行は100%会社の持ち出し。
 関連会社からの接待旅行も同様で泊った宿や食事先は自分で行くにはためらうような所ばかりだったが、いつの間にか当り前のように思っていた。

 接待旅行での夜はお決まりのように座敷での宴会。コンパニオンが呼ばれていて、夜遅くまではしゃいでいたのを今でも覚えている。
 そのころは仕事仲間と呑みに行くと、自分の財布からお金を出すことが多くなかったのが少し懐かしい。

 その反動のせいか30代になってからシステムエンジニアになって驚いた。
 忘年会などの会社や仕事関連の飲み会で参加費が集められること。上司や歳上や目上の人間で自分に奢ってくれる人がほとんどいなかったことに。
 おまけにエンジニアのほとんどがお金に細かい。

 時効だろうから例として具体的に話したいのは今から20年くらい前のエピソード。
 広島へ出張していた時のこと。出張で参加していたプロジェクトメンバーが多かったので、現地の富士通グループの会社に勤めていた社員がお勧めの広島焼きを買ってくることになった。
 彼は当り前のように代金を請求したので、せっかくの美味しかったお好み焼きの味が半減したような気がした。
 お金を集金したら単なるお節介になるのではと今になって思う。

 昔からの自分の友だちの中でケチだと思っているメンバーの共通点にも気がついた。それはマイホームを購入していること。
 お金に汲々する理由はわからなくもない。自分がケチになった原因の一部でもあるだろうから。
 せっかく、皆で食事したり、遊んでいたりしている時に誰かがお金を出し渋ったりすると本当にしらけることだけは記しておきたい。

今日の写真のモデルは、初めましての花瀬あいかさん。