いろいろなことが停滞気味。
九月になってからは夏にもましてテンションが落ちている。自分で言うのもなんだけれど覇気がないオッサンになってしまっている。
blogの更新も間が空いてしまった。
気にはなっていたが文章を書き始めても上手く書けないでいた。
考えがまとまらないし、文章を書くことに意識を集中することが上手くできなかったから。
新進気鋭の占い師だった母親。貫禄をつけて、今は気鋭の占術士。
後期高齢者になっても週に二回か三回は仕事をしている。
そんな彼女の見立てによると、自分が一年で要注意の時期は八月と九月。九月はさらに気をつけるようにと何度も言われている。
このごろのなんとなくの不調も彼女の言葉で少しは納得できるし、遠くになってしまったある出会いも九月だった。
その出会いは20代前半の九月初旬のある夜だった。
フリーター時代にバイト先で仲良くなった友人と二人で集まった時のこと。
その友人が次のようなことを口にした。キャバクラに行ったことがないので行ってみたい、と。
友人の言葉で栄の錦のある店に突撃することになったその夜。
そのころの自分はキャバクラには何度か行ったことはあったが、何が楽しいのかわからなかった。
だが、その夜に出会った女性が自分の様々なことを変えた。
当時、彼女は自分が大学生だと言っていたし、おそらく本当だったように思う。
キャバクラでバイトをしていた理由は留学するためと話していたが、その点はどうだろう。今となってはもう、どうでもいいことなのだけれど。
数年ぶりに恋をした自分だったが、明らかにおかしかった。
彼女に会うために週に何度も店に通いはじめた。
自分一人で行くこともあったけれど、友人を誘ったことも何度かあった。その友人の中にはオッサンになったこれまでにもキャバクラに興味を持てないでいたヤツもいた。
つくづく友人には恵まれている。
彼女が自分にかけた恋の魔法はその年の初冬に解けたのだけれど、それまでにかなりのお金をつかってしまった。
そのころに勤めていた会社の給料は手渡しだったけれど、ほぼその全額をお店に差し出していたような感じだった。
恋をしていた彼女に会うためだけに。
同伴出勤もアフターもしっかりしていたあのころ。自分は成功者ではないので、それらが何かのためになっているとはとても言えないし、恋の思い出として誰かに語るのも違う気がする。
魔法が解けかかりはじめたころは辛かったし、それ以上に切なかったことを覚えている。
仕事中に喉が渇くと当り前のように自販機で飲み物を買っていたけれど、自宅から水筒にお茶を入れて持っていくようにしてまでお金を節約していた。魔法にかかっていたから。
仕事をするようになってから、自宅から水筒を持っていったのは後にも先にもその時だけだ。
今日のblogはこれで終わり。やっぱり九月で不調のせいか、まとまりのない終わり方になってしまった。