淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

一方的

 朝は雲が多かった。
 ただ、それでも朝は風があった。秋らしくからっとした風ではなかったけれど、なかったよりは過ごしやすかった。
 三連休の最終日だから朝くらいはまったりと過ごしたかったのだけれど、そうもいかなかった。
 三連休中の最大のミッションが10時に控えていたからだ。そのミッションとは今年の四月から六月までお手伝いしたIT講師のフィードバック。
 講師の仕事を紹介してくれたエージェント会社とZOOMで、発注元の会社、講師や受講生たちからの自分の評価について通達されることになっていた。

 フィードバックについて複数の日時が提案されたが、その中で一番早いものを選んだ。
 少しでも早く済ませたかったから。
 嫌なことは先延ばしにしてばかりだった若いころに比べると、成長できているのかもしれない。

 フィードバックはZOOMでしかも一度に複数の講師が参加して行われた。
 五月のある客先で一緒に登壇した講師にもZOOMで久しぶりに対面したのが少し懐かしかった。
 ほんの数ヶ月前のことが思ったよりも遠くに感じるのはなぜなのだろう?

 講師一人一人の評価はあいうえお順で進み、はじまってすぐに自分の評価が他人にも知らされてしまう事実に気がついた。
 自分の評価は想像していたほどに悪くはなかったのでほっとした。
 意外な講義で意外な人からの好評価もあった。
 指摘箇所があったのも逆説的にはよかった気がするし、その箇所もそれほどは気にするようなことではないと、その場をしきっていたエージェント会社の社長は言ってくれたが、少しは気になるし気にしたい。

 予定通りに1時間で終わったフィードバック。終わるとぐったりとしてしまった。
 パソコンの前に座って話を聞いていただけのつもりだったのに気を張っていたのだろう。
 身体が重かったので、和室の畳の上でゴロゴロしていると昼前に雨が降り出した。
 午前中の雨なのに夕立のように感じた。

 自分が指摘されたのは一点。ある講義のあるメイン講師から一方的な面があったという指摘だった。
『一方的』という言葉は確かに自分の性格の一面には当てはまる気はする。

 指摘としては間違っていないとは思ったが、いつどのような場面で相手が気になったのかはすぐに思い浮かばない。
 そんなことを考えていたら、雨が上がって少し蒸し暑くなってきた。

今日の写真のモデルはなるなるさん。